沖縄の川
●○沖縄の川の紹介○●
 

漢那ダム…漢那ダムの直下は汽水域となっているため、ダム工事によって失われたマングローブの復元がれている。    ※汽水・・海水と淡水が混じり合い、塩分の少ない水のこと

渡嘉敷川(渡嘉敷島)…ハブの棲処とならないよう、前面から15cmほどのところに吸出防止マット仕切を設けている。                   

仲間川(西表島)・・・仲間川両岸に広がる、マングローブ林。

         

●○沖縄の河川の特徴○●

 

 沖縄の河川は本土の河川と比較すると、全長が短く、河床勾配が級であるという特徴を持っています。ほとんどが2級河川です。降雨後の出水は極端に早いため、台風などによる被害をもたらしてきました。また、真夏に日照りが続くと、水不足のため断水などという被害が出てくるので、屋根や屋上にある貯水タンクに雨水をたくわえています。実際川から取水しているのは、北部がほとんどで中南部はわずかしか取水していません。

 

●○沖縄の河川汚染のもと(中南部)○●

 豚肉を大量に消費する沖縄は、その豚達を養う施設がもちろん必要になってくるわけですが、その多くは中南部に存在しています。実は、この畜舎排水が川汚染の大きな原因となっているのです。その結果、オニヒトデの発生や珊瑚の」荒廃が起こっています。

 

●○沖縄の河川汚染のもと(北部)○●
   

 北部の河川汚染の原因は赤土の流出です。北部にある国頭マージは粒子が細かいため、非常に流されやすく、それが原因で河川や海が汚染されています。赤土は河川を汚すだけでなく、河口付近で海水と混じって沈殿し、河川閉塞を起こし、生態系にも大きな影響を与えます。沖縄の河川に住むリュウキュウアユなどは、川と海とを行き来して生活してるので、上のことが起こると死滅する恐れがあるのです。一方、海に流された赤土はイノーと呼ばれるリーフ内の内海に沈殿します。これらは珊瑚の上に堆積し、珊瑚を死滅させてしまいます。

 

 リュウキュウアユをもう一度・・・・・

☆★リュウキュウアユの復活を願う★☆
 

 沖縄県名護市を流れる源河川で、現在、絶滅の危機にあるリュウキュウアユの放流式(主催:源河川にアユを呼び戻す会)が行われ、関係者や小学生児童ら約90人が稚魚約2000匹を放流した。
   
 リュウキュウアユ(絶滅危惧種)は、和名を「リュウキュウアユ」、方言名を「アユ、アーユー(沖縄島北部)」と言い、全長は10〜20cm。特徴として、背側の青みがかったオリーブ色と腹側の銀白色があげられます。胸びれ基部の後方に黄斑があり、背びれの後方には膜状の「あぶらびれ」があり、奄美大島と沖縄島に分布します。清流を好み、両側回遊魚なので、砂防ダムなどが建設されると稚魚の遡上が妨げられ、生息が困難となります。

 現在、リュウキュウアユが絶滅の危機にさらされているその主な原因に、主要生息河川での護岸工事が挙げられます。というのは、もっぱら護岸工事は集落近くの中下流で行われます。そこがちょうど、アユ類の産卵場所と重なるからです。 

 

 

☆★綺麗な川・アユの復活★☆
 

 沖縄では1980年代頃に、人々が河川の環境悪化に気づき、様々な運動が始められるようになりました。名護市にある源河川では、河川クリーン運動が新聞で取り上げられるようになったとともに、2年後の1986年には「源河川にアユを呼び戻す会」が発足しました。源河では、アユに関する歴史が深く、今も源河小学校の校章や校歌にも残っています。

    

沖縄県名護市を流れる源河川

 

 1990年から北部ダム事務所がダム湖の有効利用の一環として、リュウキュウアユ資源保護のための動きが始まりました。翌年から名護市で「リュウキュウアユフォーラム」が開催され、ますます運動が一本化されることになりました。そして、団体間の連携を取り、研究者の知識や意見を集約し、それを反映させるため、琉球大学内に「リュウキュウアユを蘇生させる会」が設立されました。

 リュウキュウアユの再導入が成功するためには、成魚が育ち繁殖する放流河川や、稚魚が上る周辺河川の環境整備を徐々に進め、引き続き放流していく必要があります。      

  

 

ダムについて・・・。

◎なぜ、ダムをつくるか

 

 なぜ、ダムをつくるのでしょうか。日本は世界でも有数の多雨地帯に位置します。しかし、降水量は梅雨期と台風期にの短期間に集中しているので、河川の流況は安定しているとはいえません。そして、日本の地形は”急”であり、そのため河川も急勾配で雨がたくさん降ると”洪水”になりやすいのです。そして、日照りが続くと水不足になり生活や、経済活動に多大な影響を与えるのです。そのうえ、日本は小さい島にたくさんの人が住んでいるので一人あたりの降水量は世界平均の四分の一程度で決して、”豊富”とはいえません。それらの自然の問題を人間が管理するためにダムはつくられるのです。


◎ダムの役割
 

 皆さんはダムを、「水を貯めるところ」だと思っていませんか?しかし、ダムには”””治水””資水”の三つの目的があるのです。一つ目の”貯水”は皆さんが思っているとおりの水を貯める役割です。水不足が度々発生する日本には必要な役割です。二つ目の”治水”は水を治める役割です。水を治めるとは洪水や、川の氾濫起こさないようにくいとめるものです。ですから、ダムの堤防うは15メートル以上あるのです。三つ目の”資水”はダムにある水をエネルギーにする役割です。ダムの水を放流して水力発電

で、電気をつくるのが”資水”です。たった、ひとつのダムでこれらのすべての役割が行われているのです。   ↓ 下の写真は放流している様子です。  

                                           http://www.dc.ogb.go.jp/hokudamu/

 

◎自然の保護方法
 ダムはたいてい山の川に造られるものです。そのため、山の植物や動物は失われるものです。そのためそこにあった自然は形を変えてしまいます。しかし、形を変えてもそこに新たな”自然”をつくろうと、さまざまな努力をしています。ダムを造るとき貴重な木を栽培して、前にいた環境と似ている場所に植林するのです。その他の伐採された木は肥料にしたり、動物シェルターにしたりします。動物シェルターとはダムの流域に伐採された木を積み上げ昆虫や動物の隠れ場所を住みかのことです。 カニやハゼはダムに造られた”魚道”というものを上ってダムと汽水域のあいだを行き来しています。

 このようにダムは自然を変えますが、同時に自然を保護しようとしています。   

        http://www.dc.ogb.go.jp/hokudamu/