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「第2回国語教育実践研究大会」に関する報告(終了)


開催の概要

(1)参加人数

学生
91名
中・高等学校教員他(発表者を含む)
33名
合計参加者
124名

(2)日時

日時 2007年8月4日(土) 09時30分〜17時00分

(3)会場

会場 沖縄国際大学 3-106教室

 

(4)日程

1.受付 09時00分〜09時30分
2.研究発表 09時35分〜11時35分
  指導助言 11時35分〜12時00分
3.休憩(昼食) 12時00分〜13時30分
4.シンポジウム 13時30分〜15時10分
5.休憩 15時10分〜15時30分
6.講演 15時30分〜16時50分

 

(5) 開会の挨拶
葛綿正一 (日本文化学科教授、大学院地域研究科長)

(6)研究発表

1 野坂昭如「僕の防空壕」の学習指導―少年への手紙を書くことを通して―
山城綾乃(平成14年度 31期卒 那覇中学校)
2 論理的文章教材の学習指導構想
富山雄功(平成15年度 32期卒 南風原高校)
3 地域における読書指導の考察―「沖縄県子どもの本研究会」を中心に―
志良堂 愛(平成17年度 34期卒 沖縄国際大学大学院)
4 国語科現代文の分野の授業について―発問方法の実践報告―
瀬底正祥(平成2年度 19期卒 豊見城南高等学校)
5 指導助言
津多則光(沖縄国際大学非常勤講師)

 

(7)シンポジウム

テーマ 生き生きとした国語科授業を求めて
司会 望月謙二(沖縄工業高等専門学校教授)
提案者 石垣聡子(平成17年度 34期卒 屋部中学校)
山内康宏(平成12年度 29期卒 知念中学校)
屋嘉比心(平成 9年度 26期卒 小禄高等学校)

 

(8)講演

題目 国語科授業活性化の方法
講演者 渡辺春美(高知大学教授)

(9)閉会の挨拶
吉野樹紀 (日本文化学科教授)

成果と課題

1.成果

 アンケート(Tの(3)(4))によれば、第2回国語教育実践研究大会をよかったとする者、継続を望む者が多く、おおむね大会が充実した内容であったといえる。
現職教員の中から、「授業実践の中で参考にしたいものがあった」、「参考にして実践してみようと思います」とする声が聞かれた。また、学生の一人は、「現場の状況や生徒の実態を踏まえての授業実践がすごくわかりやすかったです。どのような授業実践があるのか細かく知ることが出来ました。」と述べ、さらに別な学生は「これから教育実習に行く立場として、現職の先生方のお話は大変勉強になりました。生徒や教材に対する心構えなどは、ぜひ自分が教壇に立ったときの参考としたいです。」と書いている。これらの声によれば、研究大会を通して、優れた実践の共有化がなされ、新たな実践への見通しを得て意欲を高めていることが理解される。ここに成果の一つを見ることができる。
また、発表者の一人は「実際に発表して、自分の課題や反省が見えてきました。」と述べ、参加者の現職教員は、「授業を『いきいき』としたものにする、5つの原則が実践できていないと反省しました。もう一度私自身を振り返ります。」と記している。学生の一人は、「学校問題などで教師になることに不安を抱いていたのですが、生き生きと生徒の事を話す先生方の姿を見て、やっぱり教師になりたいと改めて思いました。とても刺激になりました。」と感想を述べている。これによれば、研究大会による発表は、自らの授業実践や教師のあり方を反省する契機として機能するとともに、新たな教師像の模索、追究に向かわせる力としても働いているといえる。
さらに、学生が「卒業生(沖国の)というのは身近に思い自分も頑張る気になった」と述べていることを考えれば、この国語教育実践研究大会が、学生と卒業生現職教員を結び、ともに学び合う場として働くことによって、学びを促し高めることにも繋がるものとなっていると考えられる。
本国語教育実践研究会を支える三年生を中心とした教職課程の学生の協力体制もおおむね整い、今大会成功の力となったことも付記したい。

 

2.課題

 卒業生現職教員の参加が少なかった。学生の学びの場であるとともに、教員相互の学び合いの場として、もっと現職教員の参加を促す方法が考えられねばならない。そのためには、卒業生現職教員、教職課程卒業生の名簿の管理を確かなものとして、連絡網を充実させる必要がある。また、アンケートの(2)によれば、知人・友人からの実践研究大会の案内情報の入手が最も多く、ついで大学から個人への案内状によるとする者が多くなっている。今後は、情報を個人宛に送るのみならず、学校宛にも送り、情報を対象者に確実に伝えることを考えたい。第1回大会から声が上がっている平日開催も検討したい。
研究発表の方法に関して、教員から「難しいとは思うが、もっと実践論文らしい発表を聞きたかった。簡単なメモ程度で話を続けられても発表とは言えないのでは?」とする声が寄せられている。また、「もっと具体的な実践例がほしいです。理論も大事だけど、それを実践に活かし、どう生徒が変容したかを知りたい。」という声も上がっている。学生からは、「。時間の都合上、十分にお話することができなかった方もいらっしゃったので、時間にもっとゆとりがあれば幸いです。」という指摘もある。このような声に答えるべくできるところから改善したい。
研究発表者・シンポジストの選定は、大学側が行っている。あらかじめ希望者を募ることを考えたい。また、発表者を卒業生現職教員、本学大学院生にお願いしているが、卒業生外の教員からも発表者を募ることも今後の課題であろう。

 

参加者の反応

参加者の反応の把握のために、アンケートを実施した。回答者は62名であった。
結果は以下の通りである。「教」は教員、「学」は学生を表すものとする。

1.職業 ア、教員(10)イ、学生(50)ウ、その他(2)
@年齢 10代(0) 20代(56) 30代(3) 40代(2) 50代(1)

2.第2回 国語教育実践研究大会開催の情報入手
ア、大学からの案内状(教6 学17 計23 37.1%)
イ、知人・友人(教2 学24 他2 計28 45.2%)
ウ、大学のホームページ(教1 学0 計1 1.6%)
エ、無回答(教1 学9 計10)

3.第2回国語教育実践研究大会の内容
ア、大変よかった(教5 学28 他2 計35 56.5%)
イ、よかった(教2 学21 計23 37.1%))
ウ、改善を要する(教1 学0 計1 1.6%)
エ、無回答(教2 学1 計3 4.8%)

4.国語教育実践研究大会の今後
ア、今後も継続してほしい(教9 学43 他2 計54 87.1%)
イ、内容を縮小してほしい(教1 学7 計8 12.9%)
ウ、継続を望まない(教0 学0 計0 0.0%)

5.第2回 国語教育実践研究大会の感想
アンケートに記された感想のいくつかを、以下に紹介する。

教員

○実践報告等が多く、すぐ役立ちそうな内容でした。

○多くの意見を聞く事が出来たので良かった。授業実践の中で参考にしたいものがあったので勉強になった。
○実際に発表して、自分の課題や反省が見えてきました。大変勉強になり、本当にありがとうございました。

○充実していてとても勉強になりました。参考にして実践してみようと思います。

○前回の大会以上に充実した内容だったと思います。授業を「いきいき」としたものにする、5つの原則が実践できていないと反省しました。もう一度私自身を振り返ります。

○研究発表者は、この大会での発表を「授業」と思って工夫してほしい。読むだけなら誰でもできるし、プリント配布だけで十分ではないでしょうか。大会運営側から発表者に要望すべきでは。人が発表するのだから聴衆が下を向きっ放しでは意味も意義もない。

○もっと具体的な実践例がほしいです。理論も大事だけど、それを実践に活かし、どう生徒が変容したかを知りたい。

○熱心な発表がなされ充実していた。ただ、現職が少なかったのが残念。

○難しいとは思うが、もっと実践論文らしい発表を聞きたかった。簡単なメモ程度で話を続けられても発表とは言えないのでは?

学生

○シンポジウムが特に良かったです。現場の先生が他の意見を聞いて、授業方法って人それぞれなのだなと感じました。今、学校問題などで教師になることに不安を抱いていたのですが、生き生きと生徒の事を話す先生方の姿を見て、やっぱり教師になりたいと改めて思いました。とても刺激になりました。ありがとうございました。

○研究発表は現場の状況や生徒の実態を踏まえての授業実践がすごくわかりやすかったです。どのような授業実践があるのか細かく知ることが出来ました。習熟度についての様々な意見を聞くことができ、自分を振り返り考えるようになりました。

○これから教育実習に行く立場として、現職の先生方のお話は大変勉強になりました。生徒や教材に対する心構えなどは、ぜひ自分が教壇に立ったときの参考としたいです。時間の都合上、十分にお話することができなかった方もいらっしゃったので、時間にもっとゆとりがあれば幸いです。

○実際の現場で活躍する先生方の話を聞くことは私たち教職履修者にとってとても良い機会でした。

○実習を終えた今になって、講演の内容が分かった気がしました。個に対応しようとする心の大切さ再認識したように思います。

6.国語教育実践研究大会への意見、要望

アンケートに記された意見、要望のいくつかを、以下に紹介する。

教員

○午前中の研究発表大会でも、研究討議をしてほしいです。研究大会の連絡を各高校の国語科にも回してほしい。

○特にシンポジウムの内容が去年よりも実践的で本音が聞けて良かった。今後も継続してほしいです。

○卒業生教員だけではなく、学校に案内状を出すともっと参加しやすいと思います。また、土日ではなく平日の開催ができないだろうか。

○卒業生の参加が少ないと思います。

学生

○学生にとっては学年が上がるにつれ、教職について知識や関心が深まるにつれて、この研究大会の意義が理解しやすくなるので、これからも続いてほしいと思う。

○表現教育(作文)に関しての実践・研究をしている先生方の話を聞いてみたいです。どのようにして、意欲づけを行うかなど、意欲付けの方法など具体的な実践を聞いてみたいです。

○シンポジウムでの質疑応答の時間が少ないように感じました。また、先生方が質問に答えて下さった後、その答えに対して聞きたいこと、というのもフロア内に出てきたのでは?と思います。それに対するフォローもほしいです。

○実際、現場での声を聞けてとても勉強になりました。また卒業生(沖国の)というのは身近に思い自分も頑張る気になったので続けてほしいです。

○学生が発言できる場を設置し時間の確保をもっとしても良いと思います。これは会を運営される先生方ではなく、学生同士の働きかけが大切だと思うので、事前にどんな会なのかを説明したり等事前準備の期間も活性化のためには必要と思う。

 

 

葛綿先生挨拶 渡邉先生の講演
シンポジウム 会場風景

 

 

以上 

報告書作成者:渡辺春美・三村和則

お問い合わせ先

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