
米軍ヘリコプターの本学構内墜落、炎上事故に抗議し、即時普天間基地飛行停止・返還を強く要求する
8月13日、午後2時20分頃、宜野湾市街地上空を訓練飛行していた米軍ヘリコプターが、沖縄国際大学の建物に激突し、墜落炎上した。本館(本部ビル)東側の屋上、外壁面を傷つけ、三階の壁面を突き崩し、二階学長室の非常出入り口にも火の手が延びた。一階の会計課事務室には機材が突っ込み、瞬時に火の手があがり、十数メートル離れた内部の入り口近くまで固形物が飛んできた。まったく偶然が重なり職員は命拾いした。
また、本館玄関前まで各種物体が飛び散ったが、学生、職員は無傷で避難できた。大学周辺の住宅密集地にも回転翼をはじめ各種部品が飛び散り、弾丸のように壁、窓、水タンクなどをぶち抜いた。米軍ヘリコプターの乗員三名は重軽傷を負いながらも救出され、その直後に機体は炎上した。大事故のわりには人命が奪われなかったのは、まったく奇跡だった。
本学創立時の32年前、三号館建設中の校舎にも飛行中の米軍機から燃料タンクが落下した。そのときも奇跡的に建設従業員や職員は助かった。
私たちの大学は、創設以来、普天間海兵隊基地から発進する各種米軍機の訓練飛行に日夜悩まされ、市街地上空の飛行の停止を訴え続けてきた。しかし米軍は、全くそれを無視してきた。そして今日まで普天間基地から発進した米軍機が、たびたび墜落事故を起こしてきた。たまたま大学周辺市街地で墜落しなかっただけなのである。
しかし、ついに私たちが最も恐れていた重大事故が発生した。
私たちの大学は、本土や県内各地から学生を受け入れ、入学させてきた。さらに外国からも留学生を受け入れている。今回の事故は学生諸君をはじめそのご家族や関係者に極度の不安、動揺を与えている。私たちは、大学に迎えた学生たちに対し、教学上の責任を持つとともに、学内で最も基本的な生命を守ることは当然の責務である。
しかし、今回の事故で本学に隣接する普天間基地が、みんなの生命を脅かす存在であることが証明された。それは取りも直さず、本学の存続さえ脅かす存在であることも証明されたのである。学問の府である大学敷地内に米軍ヘリが墜落し、建物を破壊しただけでなく、米兵が多数侵入し、大学の中枢である本館を占拠したことは、大学に対する生命・財産・自治の重大な侵害であり、国家主権の侵害でもある。
もはや、猶予はできない。
総合文化学部教授会は、今回の重大事故をはじめ、一部学内敷地を封鎖し、写真撮影を禁止したうえに、沖縄県警に事故の現場検証をさせることなく証拠物件を持ち去り、ヘリの飛行訓練を再開した数々の米軍の行為に抗議する。即時普天間基地を使用した飛行を停止し、1996年4月に日米両政府が約束したとおり、普天間基地の閉鎖・返還をただちに実行するよう両政府に強く要求する。
右決議する
2004年8月17日
総合文化学部教授会