
政治・行政や総合政策が重視される時代にあって、個別問題に対応できる人材を育てるために、政治・行政の問題から環境政策まで、幅広い問題提起と確かなプランニングを行えるリーダーシップの養成に重点を置いています。

地域行政学科
上江洲 純子 准教授
地域行政学科は、米軍基地、雇用、環境、福祉など沖縄の地域社会が直面する諸問題を的確に理解し、その解決方法を構想できる、そして、地域づくりに積極的に参画し、将来的には地域社会のリーダーとして活躍できる、このような人材の育成を目的としています。
学科の魅力はもちろん、行政機関や地域を支える企業の第一線で活躍できる人材を養成するために組み立てられた体系的なカリキュラムと、これを支える多彩な講師陣です。
講義メニューは豊富で、「行政」を中心に、行政を牽引する「政治」、行政がよってたつ「法律」、そして、行政を支える「地域社会」について幅広く学ぶことができます。また、理論だけでなく実務も理解できるよう自治体の首長や現役の公務員の方を招いて生の声を直接聴く機会を設けています。
講師陣も多彩な顔ぶれです。教員の多くが、行政の現場と関わりを持ち、政策決定の場面でも活躍しています。そのため、地域行政学科の学生達は沖縄の行政実務の最前線をリアルタイムで学ぶ機会に恵まれています。
地域行政学科 2年次
津嘉山 起ェ
普天間高校出身
共通科目で沖縄に関する文化や歴史、沖縄戦など様々なことを学べるということ、また公務員を志望しており、行政について専門的に学べるということで地域行政学科を選びました。講義では討論によって表現力を高める「基礎演習」が特に印象に残っています。発表のために事前調査を行うのですが、質問事項まで想定して、準備を行います。討論では、一人ひとりの意見のすごさに圧倒されましたが、この経験を通じて、人見知りをせず、臆せず話ができるようになったと思います。また、このゼミでは合宿なども行いとても充実していました。
沖国大はサークルも盛んで、先輩後輩の仲が良いのも自慢です。私はスポーツ同好会に所属しており、週に2回は、バレーボールやバドミントンなどを楽しんでいます。サークルに所属することで友人も増えるので、さらに大学生活が充実すると思います。
地域行政学科 4年次
玉城 結
普天間高校出身
法律や行政、経済のことまで幅広く学べる沖国大の講義内容は魅力的です。また、私は公務員志望で、公務員試験に関連する講義が受講できるので、地域行政学科を選びました。「行政実務論」では、自治体首長、議員、県市町村の職員の方など実際に実務に携わった経験者を講師としてお招きし、行政の現状や課題について生きた講義を受ける事ができます。現在、佐藤ゼミに所属しており、地方自治について学んでいます。
また、東日本大震災を受けて、「自分たちができることをやろう」と考え、被災地ボランティアにも取り組みました。サークルでは、女子だけで結成した青春サークルの活動を楽しんでいます。スポーツに飲み会、AKBの振り付けをマスターするなど、とても充実しています。沖国大で身に付けた人間力やリーダーシップ、コミュニケーション能力、忍耐力を活かして地域社会に貢献できる人材になりたいと思っています。
地域行政学科 4年次
喜久里 航平
久米島高校出身
私は教師を志しており、沖国大の教職課程が良いと聞き、入学を決意しました。沖国大は、大規模な図書館や新機種のパソコンが常に導入されるなど施設や設備の環境が整っています。実際に入学してみて分かったのですが、教職課程は期待以上に充実していて、教職課程を履修していない人から「やっておけば良かった」と言われるほどです。3年次になると教職ゼミが始まります。教職ゼミでは実際に模擬授業を行い、ゼミ生同士でお互いにアドバイスを出し合います。同じ目標に向かう仲間たちと切磋琢磨しながら取り組んでいくことができるということも、沖国大の教職課程の魅力だと感じています。
私の理想は、笑いで興味を持たせて授業を展開する教師になりたいと思っています。
笑いと言えば、高校時代、共に野球部だった相方と「フレッシュお笑い選手権O−1(オーワン)グランプリ」に出場し、優勝しました。2011年からはお笑い事務所に入り、昼は大学、夜は稽古、土日はライブと、勉学とお笑いの両立でとても充実しています。
1年次の基礎演習は、大学での勉強の方法を身につけさせるための入門授業を演習形式で行います。並行して行われる「行政実務論」では、机上の学問的知識ばかりでなく、前職・現職の公務員など、政治・行政実務に従事するその分野のエキスパートを講師として招いた講義を展開しています。2年次以降は、地方自治論や行政学など、年次が進むにつれて政策過程論、公共事業論、情報公開法など、問題を提起し、分析し解明する能力、さらにはプラニング能力を養うための、あらゆる角度から対応できるカリキュラムが展開されます。
| 1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
|---|---|---|---|---|
| 専門必修科目 | 基礎演習I 憲法I 民法総則 |
基礎演習II 行政学 行政法I 刑法総論 基礎経済学I・II |
専門演習I | 専門演習II |
| 専門選択科目 | 行政実務論I 法学概論 法思想史 (教職課程)哲学概論 (教職課程)倫理学概論 |
地方自治論 日本外交史 政治学原論 比較政治論 刑事政策I・II 物権法 商法総則・商行為法 外書講読研究I (教職課程)社会科・公民科教育法 行政実務論U 国際政治学 西洋政治史 比較行政論 法史学 債権総論 会社法 法政特論I〜III (教職課程)社会科・地理歴史科教育法 地方財政論 日本政治史 統治機構論 政治・行政と報道 家族法 債権各論 公務研究I インターンシップI〜IV |
行政法II・III 情報公開法 環境法 都市政策論 公共事業論 政治思想史 沖縄政治論 刑法各論 民事訴訟法 担保物件法 労働法I・II 国際法I〜IV 公務研究II (教職課程)社会科・公民科教育法演習 (教職課程)社会科・地理歴史科教育法演習 法政特論IV〜VI 地方自治法 個人情報保護法 法制執務 地域行政論 政策過程論 日本政治論 NPO論 刑事訴訟法 民事執行法 手形・小切手法 社会保障法 国際私法 外書講読研究II 公務員法 租税法 地域環境保全論 自治体経営論 政策評価論 アジアと日本 法哲学 現代社会と犯罪I・II 倒産法 保険・海商法 消費者保護法 国際民事訴訟法 |
共通科目 24単位以上 ※英語8単位および、その他の外国語4単位
(英語でも可)を含む
専門科目 80単位以上 ※必修科目40単位を含む
合計 124単位以上 ※計104単位を含む
私たちの生活に非常に関係がある教科です。国と自治体の関係、地方自治や市民参加、官僚制組織のあり方や運営、公務員制度や人事政策、行政組織と行政改革、地方分権などについて理論的に明らかにしようとする学問です。
行政法には、民法や刑法と違い基本となる法典が存在しません。しかし、行政関係の法規は無数に存在し、私たちの日常生活と密接に関わっています。講義では、法治行政の原則、行政組織法、行政作用法、行政救済法を学説や判例を通して体系的に学んでいきます。
主に地方自治体が行う経済活動等について学びます。現在、地方自治体は、国からの補助金削減、高齢化に伴う支出の増加など、様々な問題に直面。講義ではこのような政策課題を取り上げ、解決へ向けた取り組みやその有効性を検討していきます。
沖縄の地方自治の現状と課題を、その時々の新しい情報を用いて考える講義です。三位一体改革や道州制といった、全国の自治体に関わる問題から、米軍基地問題、ゴミ問題といった、身近な沖縄の問題までを扱い、地域の行政について論じます。

県・市町村・NPOなどまちづくりの現場で働く方々を講師に招く講義です。
写真は、岩手県の被災地支援NPOの取り組みについて現地とインターネットをつなぎ、活動に携わっている法学部OBとの双方向授業を行ったときの様子です。

「公務員になりたい人はこの学科」と聞き、私は地域行政学科を選びました。必修科目の法律は、最初は難しいと感じていましたが、行政に関することやニュースの背景を知ることで、段々と興味が持てるようになってきました。講義の種類も豊富で、韓国語などの外国語科目、心理学、教育学、沖縄の宗教や民俗、自然科学の分野など多岐にわたります。少しでもやりたいことや、興味があることは、自ら率先して取り組んでいくべきだと気づかされました。もちろん、勉強だけでなく、アルバイトや仲間との交流も楽しんでおり、日々、充実感を得ながら過ごしています。大学は想像以上に楽しいですよ。
ゼミナールとは、担当教員と10人から20人前後の学生で構成される、少人数の授業形態のことをいいます。
社会を見つめる“目”を養い同時に「読む」・「書く」・「話す」などの基礎的素養を習得する。
●吉次ゼミ ●大城ゼミ ●平ゼミ ●黒柳ゼミ ●上江洲ゼミ ●熊谷ゼミ ●佐藤ゼミ ●武田ゼミ ●稲福ゼミ
基礎演習Tでの学習を踏まえて、より専門的な学習をする上で要求される基本的な知識を身につけ、自分で調べ、報告する能力を磨く。
●徳永ゼミ ●小西ゼミ ●佐藤ゼミ ●熊谷ゼミ ●照屋ゼミ ●平ゼミ ●黒柳ゼミ ●芝田ゼミ ●吉次ゼミ
基礎演習I合同合宿
黒柳 保則 准教授
専門分野:地方自治論・地域政治論
担当科目:地方自治論・沖縄政治論・自治体経営論
黒柳ゼミでは、「沖縄の地方自治」というテーマを中心に、日々お互いの意見を交換し合いながら、関連する様々な分野についても理解を深め、自分なりの答えを見い出せるように取り組んでいます。ゼミ生が中心の運営スタイルを取っていて、個人で調査をしたうえで報告をしていくゼミなので、自ら課題を見つけ出し、それを解決する力や責任感が身につきます。
ゼミを受け持つ黒柳先生は、非常に穏やかな性格で、私達ゼミ生のどんな質問に対しても熱心に答えて下さいます。皆さんも親しみやすいなかにも情熱あふれる黒柳ゼミで学んでみませんか?(ゼミ生:濱川 泰斗)
豊見城市役所
比嘉 良房
地域行政学科(2008年度卒業)
那覇高校出身
もともと公務員志望だったことや、法学部は他の職種にも選択肢が広がると思い、沖縄県内で唯一法学部のある沖縄国際大学を志望しました。講義内容が公務員試験科目と重なるものも多く、公務員を目指す人には有利な点が多いと思います。
法律の講義はとても楽しく、充実していました。講義の中には、県庁職員や市町村の首長などの講話を取り入れたものもあり、各自治体の生きた事例を幅広く学ぶことができました。先例を聞く中で興味が湧き、自分自身で詳しく調べたことも多くありました。こうした経験が今、役立っています。公務員は法律に基づきながら業務を行っていくので、法律を理解していると仕事の理解度や取り組み方が変わってくると思います。講義を通し視野が広がった経験、多くの事例を学んだ経験は公務員になってからも十分生きています。
沖縄国際大学は図書館が充実しており、興味のある事を調べたり、勉強したりするのにとても最適です。また、サークルの数も多いので、勉強だけではなく、他学科の人たちとも交流し、色々な事に取り組むことができますし、何よりも視野を広げることができます。沖縄国際大学では講義や様々な経験を通じて、物事を掘り下げて考えることができると思います。大学生活の中でそれは貴重な時間だと思いますし、未来につながる財産になると断言できます。
県警2次試験対策講座
「警察官を目指すなら沖国大がいいよ。」そんな話を聞いたことはありませんか?確かに、その噂は真実です。実は、ここ数年の数値を追ってみても、沖縄県警(大卒)試験全合格者数の約4割は沖縄国際大学出身者で占められています。出身大学別ではもちろんトップクラスです。
よく法学部は公務員試験に強いと言われますが、警察官の場合も学内合格者の4人に3人は法学部出身ですから、この数値がその言葉を実証していることになります。
中でも嬉しいのは、地域行政学科の現役合格率が一番高いということ!
地域行政学科には、沖国大OBの現役公務員の方々のお話を伺う機会があったり、公務員試験対策のための講座を設けるなど学科においても公務員を目指す学生のための様々なサポートを行っていますが、それに加えて、学生達自身もお互いに切磋琢磨しあいながら試験勉強に励んでいます。こうした日々の積み重ねが難関突破に繋がり、「現役合格」という形で実を結んでいると言えるでしょう。
警察官志望のみなさん、地域行政学科で、同じ夢に向かって頑張る仲間達と一緒に、沖縄の守護神を目指してみませんか?
佐藤ゼミ・ 中京大学小坂ゼミ 交流会
沖縄が太平洋の要石(キー・ストーン)と呼ばれ、軍事上の地理的優位性から米軍統治時代に基地の拡大が進められたことはよく知られています。中でも、沖縄国際大学に隣接する普天間基地は、米軍基地問題の象徴として、全国のニュースでも常に大きく取り上げられる存在です。
そのため沖縄国際大学には、基地問題に関心のある大学の学生達が全国から毎年やって来て、地域行政学科の学生達と交流を重ねています。例えば、吉次ゼミでは、10年以上も東洋英和女学院大学(神奈川)と、日本の安全保障問題から沖縄の政治・経済まで幅広く研究し、その成果を報告して議論を重ねています。また、佐藤ゼミの学生達は、同志社大学(京都)・立命館大学(京都)・中京大学(愛知)の学生達と交流したり、日本初の国際交流団体として歴史のある「日米学生会議」が沖縄で開催されたときには、その大会に参加するなど活発に活動しています。
沖縄から日本を、そして世界を見据えつつ、米軍基地問題について全国の学生達と熱い議論を交わしたいなら、地域行政学科は打って付けの学科だと言えますよ!
所定の科目を履修することによって、以下の免許や資格が取得できます。
資格を取得することによって、専門職に就くことができます。
国税庁、防衛省、沖縄県庁、沖縄県警、警視庁、沖縄県教育委員会、沖縄市役所、石垣市役所、北谷町役場、宜野湾市役所、豊見城市役所、嘉手納町役場、与那原町役場、豊見城市消防、金武町消防、ニライ消防署、宇宙航空研究開発機構
沖縄電力
郵便事業株式会社、かんぽ生命保険、農林中央金庫、沖縄県労働金庫、沖縄銀行、沖縄海邦銀行、琉球銀行、コザ信用金庫、日本生命、三井住友海上火災保険、アメリカンホーム保険、大同火災海上保険、JAおきなわ
沖縄トヨタ自動車、ダイコー沖縄、沖縄ホンダ、スズキ自販沖縄、琉球ダイハツ、リコー九州、ソフトバンク、沖縄セルラー電話、日本マクドナルド、サンエー、沖縄ファミリーマート、琉球セメント、ホクガン
グランドシステム沖縄、りゅうせき商事、沖縄バス、エアー沖縄、ANAサービス沖縄、JALスカイ沖縄、ホテルJALシティ那覇、かりゆしホテルズ、沖縄ハーバービューホテル クラウンプラザ、琉球海運、金秀リゾート開発、おきぎん環境サービス、おきしん保証サービス、ビジネスラリアート
行政書士、地域科学研究所
私が地域行政学科を選んだ理由は、政治や行政について勉強したかったからです。最終的には公務員を志し、公務員に合格して、この4月から沖縄県庁へ就職しましたが、入学時にはそこまで具体的な目標を持っていたわけではありません。講義で知識を積み重ね、基礎演習やゼミで先生方と相談しながら、自分の進むべき道を模索してきました。
公務員を目指す皆さん。地域行政学科はその名のとおり、皆さんのためにあるような学科です。現役の公務員のお話を聞く講義や、地域行政学科の先輩方から公務員試験のアドバイスを聞く講義などは、皆さんの抱く目標の達成を力強くサポートしてくれます。また、そのための環境も整っています。私は2年生から公務員試験の勉強に取りかかりましたが、そのために大学の図書館を朝から晩まで利用しました。図書館には試験対策の本も充実しているので、勉強するにはお勧めの場所です。
まだ進路を決めていない皆さん。まずは夢を持ちましょう。夢にむかって努力することが大事です。たとえ途中で夢破れても、そこからまた新しい夢を持てばいいのです。どんなに小さな夢でも、皆さんの大きな原動力となります。私は幸運にも「沖縄県庁に就職する」という夢を達成することができました。これからは、「沖縄県庁で何をなすか」という新たな夢に向かって、新しい一歩を踏み出していきます。
皆さんは今、人生で最初の大きな選択を迫られていることでしょう。しかし、大切なのは、「どの道を選択するか」ではなく、「進んだ道で何をなすか」だと、私は思っています。このメッセージが、皆さんにとって進路を考える際の一助になれば幸いです。