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イベント情報

日本土壌動物学会公開シンポジウム 「アリとゴキブリ(シロアリ)の生物学」を開催します

イベント
日本土壌動物学会公開シンポジウム
「アリとゴキブリ(シロアリ)の生物学」


日時:2019年5月18日(土)16:00~18:00
場所:沖縄国際大学厚生会館 4階ホール
(アクセス: https://www.okiu.ac.jp/access )

参加無料・申し込み不要


講演者:

1.「ゴキブリ目昆虫における共生系の置き換わり」
金城幸宏(沖縄科学技術大学院大学)

2.「シロアリと腸内微生物による木材消化の仕組み」
徳田岳(琉球大学熱帯生物圏研究センター)

3.「コウシュンシロアリNeotermes koshunensisの生態
沖縄島を北限に生息する乾材シロアリの群飛や分布の特性」
杉尾幸司(琉球大学大学院教育学研究科)

4.「蓄積こそが力なり -ヒアリ対策の土台を支えるものたち-」
吉村正志(沖縄科学技術大学院大学)

世話人:
唐沢重考(鳥取大学)
齋藤星耕(沖縄国際大学)


 アリとゴキブリ(含シロアリ)は、種多様性・バイオマスが大きく分解者や捕食者として重要な生態系機能を担っており、また、社会性など複雑な個体間相互作用を進化させるなど、様々な興味深い生物学的側面を有するため、古くから精力的に研究されてきた。しかし、このように長い研究の歴史を持つにも関わらず、未だにこれら動物を対象とした数多くの新発見がなされるなど、アリとゴキブリの研究対象としての魅力は増すばかりである。
 沖縄の生物多様性の高さを論じるとき、二つの観点があり得るだろう:一つ目は、「陸橋と呼ばれるひとつなぎの陸地が、島嶼化するのに伴い種分化が生じた結果、沖縄全体でみると種数が多い」という観点である。飛翔能力に乏しい土壌動物は、島嶼化の影響を強く受けると考えられるため、やはり、本地域において多様性は高いかもしれない。二つ目は、生態学で最も古い法則性の一つ「多様性の緯度勾配」の観点である。つまり、「熱帯に近づくほど多様性が高くなる、というアイデアに基づけば本州よりも沖縄の方が(同一面積に)多くの生物が生息している」という観点である。アリやゴキブリ(シロアリ)もこうした傾向をもつ動物群として知られる。従って温帯から亜熱帯にいたる地域を含む南西諸島は、アリ・ゴキブリ(シロアリ)研究にとって魅力的なフィールドと言えよう。
 本シンポジウムでは、アリやゴキブリ(シロアリ)を対象に、様々なアプローチで研究されている沖縄在住の研究者の方々に講演をして頂き、本州では感じられない沖縄土壌動物学の魅力を体感してもらうことを目的とした。


中琉球(奄美大島、徳之島、久米島、沖縄島)の島々にのみ分布するトゲオオハリアリ (Diacamma sp.) 画・安座間安史(元・辺士名高校校長、琉球大学非常勤講師)

連絡先:
日本土壌動物学会第42回大会事務局
〒901-2701 沖縄県宜野湾市宜野湾二丁目6番1号
沖縄国際大学経済学部 齋藤星耕 気付
Tel: 098-893-3937
Fax: 098-893-8934
E-mail: jssz2019okinawa@gmail.com