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公開講座

第8回「ハワイ州の観光促進長期戦略とは」

概 要

■概要■ 
沖縄県の基幹産業は観光である。
資源の少ない沖縄が発展していくためにはこの分野でオンリーワンのポジショニングをとる必要がある。そして昨今、ハワイに追いつけ追い越せという気概とともに観光産業は頑張っている。しかし、ハワイはすでに観光客数を追うのをやめ、量から質の転換に動いている。沖縄の今後の観光産業の将来を占う上でも世界的なリゾート地であるハワイの最新の動きをこの講義で確認したい。まずはハワイの概要を説明して、それからハワイ観光局の5か年計画の内容を解説していく。
この中期計画は2005年から始まり、2010年が最終年となる。現在のハワイの状況と計画の整合性なども確認したい。



■講師■ 宮森 正樹 (産業情報学部 教授)
■日時■ 9 月 14 日 土曜日 14時~16時
■場所■ 沖縄国際大学 5号館 107教室



開 催 報 告

うまんちゅ定例講座 第8回「ハワイ州の観光促進長期戦略とは」宮森 正樹 産業情報学部 教授を開催いたしました!

アロハ~❀
の挨拶でおなじみのハワイ。一度は行ってみたい海外の観光地ですよね。家族旅行や新婚旅行などで行かれた方も多いと思います。また、沖縄という土地柄、ご先祖様がハワイに移民していたなどハワイは身近な存在かもしれません。

ハワイはアメリカ合衆国の州の一つで、ハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島、ニイハウ島、カホオラウェ島の8つの島々で構成されています。魅力溢れるハワイの主要な産業は観光業であり重要な経済活動の一つでもあります。ハワイの文化、気候、自然資源、おもてなしの伝統、アロハスピリット・・などをうまく利用し、世界でも有数の観光地として君臨しています。しかし、ハワイの観光業でさえも、成熟し今後、新たな観光業としての在り方を問われているのが現状です。そんなハワイは「ハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)」という団体を1998年に設立しました。ハワイ州の経済的な目標、文化的な価値観、自然資源の保護、地域社会ニーズ及び観光業のニーズと合致した持続可能な方法で、ハワイの観光業を戦略的に管理する事を目的としています。ハワイの観光業が将来的にも成功し続け、発展し続けていくことを共通の目標とし、決められたルールを守り、実行していこうというようなスタンスです。そして、ハワイ観光をサポートするというビジョンと責任を導くための5年間の戦略計画を導入しました。1.観光地としての目的地としての真摯さを向上すること 2.安定した経済効果を確保すること 3.ハワイの価値を高めること 4.HTAの活動評価を強化すること  これらの目的を5か年計画として実行しています。
では沖縄はどうでしょうか?沖縄とハワイ、歴史や文化と互いに共通点が多い島国ですが、観光業を主な経済主体とするところも似ています。沖縄の観光客数も年々増加し過去最高は999万人にも達しています。しかし、この観光客数が永続的に続くわけではありません。沖縄がハワイから学ぶ事は沢山あり、自然や文化を大切にし、観光業の長期的な繁栄を継続的に進めるためには県民の協力はもちろん、沖縄だけのオンリーワンな何かやハワイのような観光業のための戦略的な構想が必要となってくるのではないのでしょうか?



✿参加していただいたみなさまの声✿
●観光が重要な産業である沖縄とハワイは共通の問題を抱えているという事がわかりました。観光客の満足度のアップと住民の生活環境をどうバランスを取るかが重要だと思います。
●今の沖縄の課題に直結したテーマで、もっと幅広く県民が学ぶといいと思いました。

参加していただいた皆さま、ありがとうございました。