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樋口 美智子(HIGUCHI, Michiko)

所属: 総合文化学部 人間福祉学科

職階: 准教授
担当科目: 保健医療と福祉、医療福祉論、ソーシャルワーク演習、
      ソーシャルワーク演習(専門)Ⅲ・Ⅳ、
      ソーシャルワーク実習指導Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、
      ソーシャルワーク実習Ⅰ・Ⅱ、卒業演習a・b、
      保健医療福祉特論Ⅰ(大学院)

プロフィール
主要学歴日本福祉大学大学院 社会福祉学研究科 社会福祉学専攻修士課程修了
学位修士(社会学)
研究分野保健医療分野におけるソーシャルワーク、医療福祉論
所属学会・協会等日本社会福祉学会、日本医療マネジメント学会、日本医療社会福祉協会、
日本社会福祉士会等
主要な社会的活動一般社団法人沖縄県医療ソーシャルワーカー協会理事(2012年~現在)
認定社会福祉士制度スーパーバイザー(2014年4月1日~2028年3月31日)
公益社団法人日本医療ソーシャルワーカー協会社会活動部・ハンセン病患者等の支援活動チーム員(2015年~現在)
沖縄県がん診療連携協議会 情報提供・相談支援部会委員(2008年9月~現在)
沖縄県入退院支援連携デザイン事業 担当理事(2016年~現在)
沖縄県ハンセン病問題解決推進協議会委員(2022年9月1日~2024年8月31日)
沖縄県犯罪被害者等支援審議会委員(2022年11月2日~2024年11月1日)
那覇市介護認定審査会委員(2007年~現在) 
沖縄県内某病院評議員(2018年~現在)
公益財団法人沖縄県ゆうな協会 ソーシャルワーカー(2021年4月~現在)
E-mailm.higuchi@okiu.ac.jp

教育活動等

年月日主な教育活動摘要
2019年04月~現在ソーシャルワーク演習(専門)Ⅲ・Ⅳ対象学生:3年次、授業形態:講義・演習、対面授業では資料を中心とした講義とグループスタディを行っている。課題はポータルのレポートを活用している。教育課程区分:専門教育科目(選択科目)、単位数:2単位、授業回数:16回、授業登録者数:15人~20人、毎回、ソーシャルワークについてのこれまでの学びを振り返り、実習等これからの学びについての説明とともに、科目の位置づけを確認している。他科目で学習した理論や技術、制度等と関連させ、ソーシャルワーカーに求められる相談援助に関する知識と技術を実践的に学ぶことができるように、個人ワーク、グループ討議、気づきの共有、ビデオ教材、ロールプレイ等の方法やツールを活用している。
2019年04月~現在ソーシャルワーク実習指導Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ対象学生:2・3年次、授業形態:講義・演習、対面授業では資料を中心とした講義とグループスタディを行っている。課題はポータルのレポートを活用している。教育課程区分:専門教育科目(選択科目)、単位数:2単位、授業回数:16回、授業登録者数:15人~20人、毎回、ジェネリックなソーシャルワークの学びを振り返り、実習等これからの学びについての説明とともに、スペシフィックなソーシャルワークの経験に必要な知識や技術、制度等を、体験実習・事前学習により指導している。事前学習では、「先輩の話を聞く会」等により、学生の不安の軽減や実習に取り組むモチベーションの強化が得られた。事後学習では、実習報告会や演習Ⅲ・Ⅳと関連させ、ジェネリックなソーシャルワークの理解を深めている。指導Ⅱでは、4年次との合同ゼミを行う等して、交流と実習への不安軽減や具体的な疑問への対応を行っている。
2019年04月~現在ソーシャルワーク実習Ⅰ・Ⅱ対象学生:2・3年次、授業形態:実習指導、集中型と分散型が混在する場合は、巡回指導と対面・Teamsによる帰校日指導を行っている。教育課程区分:専門教育科目(選択科目)、単位数:6単位、授業回数:週1回の実習指導、授業登録者数:15人~20人。COVID-19感染拡大による実習先の調整、分散型実習学生の実習日程の調整等を行うことにより、実習時間確保の見通しを立てた。Teamsによる帰校日指導は、学生の移動の負担を軽減することができた。また1週間の振り返りを各自がチャットに入力することで、共有内容や課題を後日でも閲覧することができた。現場実習ができなかった学生を対象にした学内代替実習では、学外講師の遠隔授業を取り入れる等して、実習生の実習達成目標に即した内容を提供している。
2019年09月~現在医療福祉論対象学生:2・3・4年次、授業形態:講義、対面授業では資料を中心とした解説、出席確認を兼ねてポータルでのリアクションペーパー記入、課題はポータルのレポートを活用している。教育課程区分:専門教育科目(選択科目)、単位数:2単位、授業回数:16回、授業登録者数:80人、保健医療分野におけるソーシャルワークの価値・倫理や理論について、現場・臨床における実践と整合性をもって理解できるよう、毎回病院におけるソーシャルワーク実践を紹介し、他科目で学習した理論や技術、制度等が、どのように実践の中で活かされているかを学ぶことができるようにしている。課題では、関連する学会や専門職団体が提供している動画配信の閲覧等を活用することで、より専門職の協働・連携や保健医療分野におけるソーシャルワークの役割や位置づけを理解し易くすることができた。
2021年04月~現在卒業演習a・b対象学生:4年次、授業形態:講義・演習、対面授業では資料を中心とした講義とグループスタディを行っている。課題はポータルのレポートを活用している。教育課程区分:専門教育科目(専門基礎必修科目)、単位数:2単位、授業回数:16回、授業登録者数:15人、研究の進め方について講義を中心に行い、各自の卒業論文テーマに関する文献研究として、読書ノート・先行研究一覧の作成や研究の方法、研究の書き進め方を指導している。訪問インタヴューが実施できない場合は、ZOOMによるインタヴューを行っている。学生相互の学びを深めるための3~4人のグループ面談と個別面談を行っている。修士論文作成経験者の話を聞く会等を通して、行き詰った時の不安や就職活動等との両立に対する疑問へ対応を行っている。
2022年04月~現在保健医療と福祉対象学生:2・3・4年次、授業形態:講義、対面授業では資料を中心とした解説、出席確認を兼ねてポータルでのリアクションペーパー記入、課題はポータルのレポートを活用している。教育課程区分:専門教育科目(選択科目)、単位数:2単位、授業回数:16回、授業登録者数:150人、保健医療の場における相談支援活動において必要となる医療保険制度や診療報酬制度、保健医療サービス(医療施設等)、専門職の役割、専門職間の連携を理解することをねらいとしている。社会福祉士国家試験受験資格を得る科目で、試験科目としては、専門用語と数字が多く低得点になり易い科目のため、制度等は図表等で全体の体系を把握し、役割が問われる専門職については、事例等も活用し理解が深まるようにしている。
2020年04月~現在保健医療福祉特論
(大学院)
対象学生:1・2年次、授業形態:講義ではパワーポイントでの講義と資料を活用している。教育課程区分:社会福祉学領域(選択科目)、単位数:2単位、授業回数:16回、授業登録者数:2人、保健医療政策に関する資料、保健医療分野におけるソーシャルワークに関する古典と言われる文献や先行研究論文等の精読を中心に講義を展開している。特に各学生の修士論文の分野に関連する論文を取り上げ、各自の問いの拡がりや深まりに資することに配慮している。現場の実践者とのZOOMによるディスカッションや、修士論文作成経験者の話を聞く会等、実践上の疑問や漠然としたテーマが、ライフワークに繋がるよう、現場で実践しながら研究に取り組む専門職としての交流を活用する等して、研究の着想を育てている。
2022年04月~現在社会福祉実践演習Ⅰ
(大学院)
対象学生:1年次、授業形態:講義ではパワーポイントでの講義と資料を活用している。教育課程区分:社会福祉学領域(選択科目)、単位数:2単位、授業回数:16回、授業登録者数:1人、現場や地域における福祉的課題を、学際的かつ実践的研究活動を通して解決を図り、福祉社会の構築に資すること、また自らが在職する現場におけるソーシャルワーク実践をミクロ・メゾ・マクロの視点で探求し、研究的に取り組む力を養うことをねらいとしている。実践現場における福祉的課題について、他の専門職と協働し解決することができることを到達目標とし、学生自らがテーマを設定し実践できるようにしている。
【作成した教科書、教材など等】
年月日  
2018年3月「第4項 受診・受療援助(第6章保健医療分野で機能する医療ソーシャルワーカー 第5節 医療ソーシャルワーカーの主な業務)」『MINERVA社会福祉士養成テキストブック15 保健医療サービス(第3版)』、岩田正美・大橋謙策・白澤政和監修、小山秀夫・笹岡眞弓・堀越由紀子編著、ミネルヴァ書房、2018年3月、p163~167(分担執筆)
【学外での教育活動等】
2019年05月25日 熊本県2019年度一般社団法人熊本県医療ソーシャルワーカー協会総会・研修会講演・演題:「病院から”地域”へ これからのソーシャルワーカーへ求めるもの」
2019年07月~2020年03月沖縄県社会福祉士会
スーパービジョン
認定社会福祉士認証・認定機構:スーパーバイザー(病院・社会福祉士)
2019年09月05日 浦添市2019年度沖縄県慢性期医療協会SW部会研修講義・演習:事例検討会スーパーバイザー
事例提供者:大浜第二病院
2019年10月13日 西原町日本コンチネンス協会
第5回沖縄県支部コンチネンス初級セミナー
講義・演習:ソーシャルサポートの概念を理解し、コンチンネンスケアに関わる専門職が基本的に知っておくと良い社会資源を学ぶ
演題:「排泄問題における社会資源の活用~からだ・こころ・くらしを支える~事例にみる社会資源の活用」」
2019年10月18日 那覇市那覇市こども寄り添い支援(SSW)研修講義・演題:「保健医療分野におけるソーシャルワークについて」
2019年11月16日 浦添市2019年度 うらっしー市民公開講座講演・演題:「地域で取り組む入退院支援」
2021年03月24日 南城市令和2年度南部6市町村在宅医療・介護連携推進事業  
「Withコロナ時代における入退院連携~新たな局面にどう対応するか~」研修会
事業報告:沖縄県入退院支援連携デザイン事業について~入退院支援連携に関する基本的心得~
2022年07月23日 那覇市2022年度 沖縄県社会福祉士会 基礎研修Ⅲ 講義・演題:ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ「実践事例演習Ⅱ」
2022年08月~2023年03月沖縄県社会福祉士会
スーパービジョン
認定社会福祉士認証・認定機構:スーパーバイザー(高等専門学校・社会福祉士)

研究活動等(著書・論文等)

【著書・論文等】
1.「第4項 受診・受療援助(第6章保健医療分野で機能する医療ソーシャルワーカー 第5節 医療ソーシャルワーカーの主な業務)」、『MINERVA社会福祉士養成テキストブック15 保健医療サービス(第3版)』、小山・笹岡・堀越編著、ミネルヴァ書房、2018年\3月、p163~167(分担執筆)
2.「MSWの地域活動-社会福祉専門職団体との協働-」、『医療ソーシャルワーカーの力 患者と歩む専門職』、日本医療ソーシャルワーク学会、村上・竹内編、医学書院、2012年7月、p83~86(分担執筆)
3.「Ⅱ施設・病院等から地域の暮らしへ 事例6 単身で精神・肢体・言語障害を持ち、透析導入によって頻回の入退院を繰り返していた男性が在宅サービスを活用し、在宅医療へ移行した事例」、『自分らしく生きるために身体障害者ケアマネジメント事例集』沖縄県社会福祉会、2008年8月、p31~39(分担執筆)
4.「沖縄県の医療社会事業の実態」、『PSWの眼』創刊号、沖縄県精神医学ソーシャルワーカー協会、1989年12月、p2~13(単著)
5.「沖縄県内の病院における医療社会事業実態調査報告書」、『医療と福祉』No.41,Vol.17-No.2、日本医療社会事業協会、1982年5月、p47~62(共著)


【その他・コラム・書評等】
1.「県営住宅の優先入居制度~ハンセン病回復者も対象~」、琉球新報(福祉の窓970)コラム連載、2022年11月05日
2.「コロナ下におけるハンセン病回復者の悩みや課題について」、『真宗』、9月号、2022年9月、p114~115
3.「入退院時の心得は?~話し合いと意思表示を~」、琉球新報(福祉の窓918)コラム連載、2021年10月30日
4.「ハンセン病回復者受診先は?~ゆうな協会などに相談を~」、琉球新報(福祉の窓878)コラム連載、2021年1月23日
5.「医療地域ケアでの役割り~ニーズ対応いつも自問~」、沖縄タイムス(くらし相談室 医療)コラム連載、2020年4月20日
6.「医療ソーシャルワーカー(MSW)が地域に出る意義・病院から地域へ MSWに求められていること(特集MSWの地域活動)」、『地域リハビリテーション』、11月号、第14巻、第5号、2019年11月、p314~319
7.「多職種協働で進める入退院支援への取り組みで医療ソーシャルワーカーの支援の質や患者さんの満足度が向上(特集 入退院支援における医療ソーシャルワーカーの役割)」、『地域包括新時代』No.9、(株)ジーエムジェイ、2019年6月、p8~9
8.「ICUに入室したら高額療養費制度などの社会資源を活用すべし(特集2 こんな時どうする?ICUケアの心得 第2弾)」、『ICNR(Intensive Care Nursing Review)』Vol.6 No.2、学研メディカル秀潤社、2019年5月、p61~64
9.「ハート相談センターの活動について 一人一人の想いを聴き寄り添うことから始まる相談支援」、『ふれあい福祉だより ハンセン病問題を正しく理解するために』、社会福祉法人ふれあい福祉協会、第16号、2019年5月、p92~95
10.「患者さんの「生活」を支援するために(連載 SOCIAL WORKER 第1回)」、『きらサポ 福祉人FUKUSHINCHU』春号 Vol.3、沖縄ケア交流会・(株)ラポール、2019年4月、p6~7
11.「病状以外の悩みは?~ソーシャルワーカーに相談を~」、沖縄タイムス(くらし相談室 医療)コラム連載、2019年4月15日
12.「家族と健康を考える 生活改善し健康維持」、琉球新報(論壇)、2018年8月17日
9.「がんの告知を受けた患者・家族の治療開始を支援する」、『MINERVA社会福祉士養成テキストブック15 保健医療サービス(第3版)』、小山・笹岡・堀越編著、ミネルヴァ書房、2018年3月、p165
13.「あなたに贈るこの1冊④ 川村隆彦著『支援者が成長するための50の原則 あなたの心と力を築く物語』中央法規」、『(公社)日本医療社会福祉協会ニュース』、NO.H28-1、2016年4月、p12
14.「医療ソーシャルワーカー(MSW)の役割~いのち・こころ・くらしを支える~」、『那覇市医師会報』春季号 第43巻 第2号、2015年4月、p62
2023年4月1日現在