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本学の学納金について

令和2年9月15日

在学生の皆様へ
保護者の皆様へ

沖縄国際大学理事長・学長 前津榮健


「本学の学納金について」


 令和2年度後期の学納金納付にあたり、あらためて、本学の学納金(授業料及び施設設備資金)についてご説明いたします。
 本学の学納金につきましては、授業料は卒業に要する教育サービスとそれに付随するサービス提供の対価として頂戴しており、標準的な修業年数である4年を基準に算出して、それを各年次に案分した金額を設定しています。また施設設備資金は、全学生に対する教育環境を持続的に整えるために教室や図書館、体育館等の校舎やグラウンド、野球場などの運動施設や駐車場のほか、今般の特例授業を運営するための情報通信設備の整備・維持等にも供しています。
 特に、施設設備においては、国公立大学ではこれらを公費で取得していくのですが、私立大学では設立者の寄附や学校法人の財源のほか、学納金でまかなうことになっています。そして私立大学では、これらの施設設備の取得、管理、維持、取替を中長期的視点に立って計画的に行っており、新たな施設設備の取得等に際して特定の年度に在籍する学生の負担が過重とならないように、過去、現在、将来の学生がそれぞれ等しく負担していただくような制度設計をいたしておりますことからも、本学では「使用料」ではなく「資金」として設定しています。
 今般のCOVID-19 の感染拡大という状況下から、多方面から学納金の減額の問い合わせもいただき、そのお気持ちは受け止めさせていただいておりますが、現在および将来においても本学が本県の高等教育の一端を担い、学生への教育及び修学の機会・環境の提供を継続させていただくためには、学納金制度を維持し、本学の教育体制を充実させていく必要がありますことから、学納金につきましては、入学時の学則に沿ってお納めいただきますようにお願いいたします。 
 また、令和2年度の後期においては、感染防止に留意した講義の体制をとるとともに、感染の流行等に随時対応しながら、それぞれの学生の修学がおろそかにならないように講義および学修環境の維持・整備にこれまで以上に努めて参ります。
今後とも沖縄国際大学の教育活動の維持・発展に、ご理解、ご協力いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。