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沖縄国際大学図書館

調べものの仕方

沖縄国際大学の図書館は地上4階、地下2階と大きく、資料は多様かつ膨大です。そこで、 調べ物によく利用される、1.参考図書 2.年鑑・統計書 3.オンライン データベース 4.インターネットを簡単に紹介します。


参考図書

事柄や言葉の意味を調べるのに使います。

•分野がわかる場合は分野別の辞典。例えば、『法律用語辞典』『経営学辞典』等。

•分野がわからない場合
 1.いろいろな分野の事柄について書かれている百科事典
 2.いろいろな分野の人物について書かれている人名辞典、人名録等

ケース調べ方
「沖縄の歴史」という講義で「伊波普献」について調べるよう課題がでた。授業内容から沖縄に関連する人物だと想像されるので、「沖縄関係資料室」にある 『沖縄歴史人名事典』等を調べてみます。 インターネット検索で人物像を把握することも出来ます。


年鑑・統計書

ある事柄について毎年の記録を調べる時などに使います。

年鑑・統計書は分野ごとにまとめられた本なので、探したい情報がどの分野に属するのか知る必要 があります。
分野を特定するには、『日本十進分類法』やOPACを使います。 また、『参考図書解説目録』や『日本の参考図書』、『年鑑・白書全情報』には、分野ごとの参考図書や年鑑・統計書が紹介されているので効率よく探せます。 

1.『日本十進分類法
本の内容に応じてつける分類番号表です。参考図書の014.45/Mo45にあります。
分類番号が載っている「本表編」 とその「索引編」分かれていて、「 本表編」で分野を探せない場合は、「索引編」を使って思いつくキーワードがどの分類番号になっているか調べてください。
それで分野にあたりをつけます。

2. OPAC(オパック)
本学図書館の図書を検索できるデータベースで、キーワードを入力し関 連する分類番号を探します。

3.『参考図書解説目録』『日本の参考図書』『年鑑・ 白書全情報
どんな情報が載っているか知るための内容紹介や目次が載っている参考書です。参考図書の028/N-64にあります。
探している情報が載っていそうな年鑑・統計書を探します。
これらの参考書を使えば、本学の図書館にない年鑑・統計書でも内容を知ることが できます。


ケース調べ方
日本に出入りする船舶の数を調べたい。「船舶」「海運」等をキーワードとしてこれらがどの分類になっているかを『日本十進分類法』で調べます。 まず「船舶」で調べると、550、556等の工業分野の分類番号が目に付きます。しかし、調べたいのは工業で扱うような船そのものではなくて、 船舶の出入り=交通なのでこの分類番号ではありません。次に「海運」で調べてみると、683という港での船の出入りに関する分類番号があります。 書架に行って683のあたりを探すと『交通経済統計要覧』『交通年鑑』『日本物流年鑑』等があるので、探している情報が載っているか見てみます。


オンラインデータベース

ネットワークを使って検索することのできるデータベース

図書館(学内)ではコンピュータを使ってデータベースから情報を検索することができます。場所は1階カウンター前のコンピュータ3台です。検索できるデータベースの種類は以下のとおりです。

1.新聞記事
2.百科事典
3.雑誌記事・論文(学術雑誌の記事・論文を検索することができます)
4.法律関係(法律、法規、法令を調べることができます)
5.他大学・機関の蔵書(ある本をどの大学・機関が持っているが調べることができます)

ケース調べ方
「クレーム電話の正しい受けこたえ」という本を本学OPACで検索してもヒットしないが、どうしても読みたい。OPACの「他大学検索」で他の大学が持っているか調べられます。レファレンスカウンターに申し込めば他の大学から借りることもできます。また「図書購入希望」を申し込み本学図書館に備えることもできます。


インターネット

学内PCを利用するためのアカウントを持っている学生なら図書館3階のコンピュータが利用できます。

インターネットで調べ物をする時のガイドの役割を果たすのが検索エンジンです。
例えば、Yahooというディレクトリ型の検索エンジンでは、 分野ごとに絞り込んでいく検索方法(本の「目次」と同じ働き)、キーワードによる検索方法 (本の「索引」と同じ働き)、その二つを組み合わせた方法によりサイトを絞り込んでいくことができます。
ただし、Yahooに登録されていないサイトは検索できないという難点もあります。

それを補うのが、Googleのような全文検索型の検索エンジンです。 ネット上のデータを全文検索できるので、 一般的ではないキーワードで検索してもそのキーワードが掲載されたサイトを探すことができます。
ただし、 キーワードをうまく選ばないと膨大な数のサイトがヒットしてしまいます。
調べ物によって、 これらの検索エンジンを使い分けてください。

インターネットを使えば最新の情報をいち早く知ることができますし、 遠くに足を運ばなくても情報収集ができる便利な道具です。
ただし、ひとつ注意点があります。 それは情報源の信頼性です。印刷物の場合は物ですから「この本が情報源です」と挙げることができます。 ネット上のサイトの場合は、誰でも情報を発信できる利点があると同時に、 発信源を特定できないために信頼性に欠ける情報もあります。
ネット上の情報を利用する際には注意しましょう。


資料配置

資料配置表を見てください。

書架を眺めるだけでどんな本が配置されているかイメージがつかめます。 一度書架をご覧になることをおすすめします。

図書館にはいろいろな資料が山のようにあります。資料がみつからないという場合は、 お手伝いさせていただきますのでカウンターに声をおかけください。

資料配置表
資料場所
一般図書(和書)0類:総記2階書架
1類:哲学
2類:歴史
3類:社会科学1階書架
4類:自然科学地下1階書庫1
5類:技術・工学
6類:産業
7類:芸術・美術
8類:言語
9類:文学
一般図書(洋書)地下2階書庫3
沖縄関係資料2階沖縄関係資料室
参考図書(和書)1階低書架
参考図書(洋書)地下2階書庫3
雑誌最近のもの一般的な内容1階ブラウジングコーナー
専門的な内容3階雑誌架
古いもの
(バックナンバー)
地下1階書庫3
年鑑・統計書地下1階書庫3
法規・法令集地下1階書庫3
本学大学院修士論文地下1階書庫4
稀用図書(利用頻度が少ない図書)地下1階書庫2
新聞最近のもの郷土紙・全国紙1階ブラウジングコーナー
外国紙3階外国新聞コーナー
古いもの
(バックナンバー)
郷土紙地下2階書庫2
全国紙地下2階書庫1
外国紙
紀要地下2階書庫2
マイクロ資料地下2階マイクロ資料室
貴重図書地下2階貴重図書室
視聴覚資料3階AV資料室