実習を終えて(2015/02/04)

～　実習を終えての反省点　～

例年博物館実習を終えた先輩方が、実習中感じたことや多かった反省点、先輩からのアドバイスをまとめています。実習に行く前に参考にして下さい。
　１．コミュニケーション能力、チームワークが不可欠👍
　２．自分がその博物館で何がしたいのか決めて臨むことが大切👍
【先輩方からのアドバイス】
　１．展示作業、来館者対応、委託企業、ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱの方々との関わり（応対）など、コミュニケーション能力は学芸員の仕事のいろいろな場面で必要になります。夏休みは、多くの博物館で子供向けの体験教室を開くなど、子供との接し方も慣れていないと難しいものです。幅広い年齢層の来館者とのコミュニケーション能力を鍛えておくことが不可欠となります。　
　２．多くの実習館では、自分たちで企画展を構想し、展示作業等を体験すると思いますが、博物館実習は他大学の学生や10年研修の教員の方々と一緒に実習が組まれることがほとんどなので、初対面のメンバーと何の企画をするのか話し合い、決まるのはかなり難しい事です。実習までにその博物館で何がしたいのかと何の企画をするのか話し合い、決まるのはかなり難しい事です。実習までにその博物館で何がしたいのか決めておくと、有意義な実習が出来ます。普段からいろいろな博物館を見学し、効果的な展示について学んでおくなど、事前学習（下調べ）も重要なポイントです。

実習館のある地域の歴史、民俗に関する知識も必要。博物館は、地域と密接に関わっています。大学では、資格関連科目以外にも地理、歴史、民俗、文化、人類学、考古学、自然環境科学など様々な講義が開かれています。もし受けていない講義があるのなら積極的に受けましょう。また、図書館にはそれらに関する資料が多く所蔵されています。自分の実習先の博物館が持っているコンセプトを前もって調べておき、それに関する知識を増やしておきましょう。

【その他】
★資料取扱実習やコミュニケーション実習が役立った。
★学芸員は雑芸員を実感。実際の学芸員は、専門的な仕事だけではなく、事務や雑務（電話応対、外部との調整、地域の方から問合せなど）が想像以上に多かった。また、展示作業では、模型作り等かなり力のいる作業を体験したという先輩もいました。
★調査カードの作成、フィールドワーク、目録や資料の登録台帳作成等、かなり根気のいる作業も多い。
★実習中、車を止めるスペースがなく困った。
★字展に参加して、新聞の４コマ漫画に取り上げられた実習生もいた。