法と政治は、日常のすべてにつながっている。
確かな知識をもとに幅広い視点から物事を多面的にとらえ、
人や社会に貢献できる能力を磨いてほしい。
法的思考力(リーガルマインド)の修得
多種多様な主義・主張や利益が錯綜する現代社会において、利害関係を調整し、秩序ある社会の形成・維持・発展を確保するためには、単なる直感ではなく、法的な理念や論理をふまえたものの見方・考え方と、それに裏づけられた知識や経験が必要になってきます。法学部の教育の中心は、このリーガルマインドを修得することにあります。
体験・感動の重視―「生きた教材」で学ぶ
法学部では、夏期休業中の約3週間、法律事務所、司法書士事務所や行政書士事務所、市役所などでのインターンシップを実施しています。実務を体験することによって、現場が抱える問題の発見、大学の教室で学んだことと行政の実際との結びつきを知り、社会人としての自覚や職業観を明確にします。さらに、法律実務論、行政実務論では、県内自治体の前・現首長や公務員、弁護士の方などを講師に招き、「生きた授業」を聴くことができます。
少人数のゼミナールで個々の個性や関心に向き合う
1年生から少人数のゼミナールで学びながら各自の個性を発揮し、個々の学習状況をアカデミックアドバイザーが把握していくという体制をとっています。グループワークや議論を通じて、法学部生として説得力ある落ち着いた表現のスタイルを模索し、専門分野にかかわる基礎的な文献や資料の読解力を向上させます。