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大学院案内

学長メッセージ

前津 榮健
地域社会や国際社会が抱える諸問題の解決をめざし、
より高度な専門知識を学んでみませんか。


大学院の目的は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与することにあります(学校教育法99条1項)。沖縄国際大学大学院には、地域文化研究科、地域産業研究科、法学研究科があり、各研究科では、法の定める目的達成のため、幅広い視野に立ち、精深な学識を授けるとともに、各専門分野における研究能力を高めることによって、高度専門職業人としての資質を磨き、地域社会や国際社会に貢献しうる人材の養成に取り組んでいます。

社会問題が複雑・多様化する現代社会においては、学部学科で修得した基礎知識と専門知識を踏まえ、さらに一歩進んで自らが関心を持ち得意とする分野・領域を定め、より高度な専門的知識を修得し、そしてその知識を社会問題解決のため還元することが求められています。
 
大学院では、自ら学問的関心を高め、問題点や課題を発見し、研究テーマを設定、そのテーマに沿った文献や資料を収集・分析・考察し、その結果を論文に纏め上げなければなりません。そのためには、先行研究の取り組みやこれまで受け継がれてきた蓄積から多くのものを学び、それを踏まえ現状を適切に理解し、未来に向け課題を解決する力を身につけなければなりません。日々怠ることなく、謙虚に根気強く研究に勤しむ心がけが必要であります。言うまでもなく研究活動は、自らの力で成し遂げなければなりませんが、指導教員をはじめ多くの教員の助言・指導を仰ぎながら、自らの課題を多面的・複眼的に捉え、時には、志を同じくする仲間と交流し議論を深、自らの考えをまとめる力や人間力を育むことが求められます。
 
沖縄国際大学大学院には、研究者・教員・企業への就職をめざす院生ばかりでなく、すでに仕事に就いている社会人の方々が、スキルアップや資格取得のため、多様な入試方法を活用し入学しています。沖縄の抱える諸問題の解決をめざし、または地域社会や国際社会に貢献できる人材をめざし、沖縄国際大学大学院において、社会文化・社会科学のより高度な専門知識を学んでみませんか。昨年4月から学生会館が供用されました。本学の学修環境の下で、研究に励んで下さい。本学教職員一同、皆さんを歓迎し、皆さんの努力を支援し応援して行くことをお約束いたします。

沖縄国際大学大学院
学長 前津 榮健