【南島研】第206回シマ研究会を開催しました
南島研
南島文化研究所では、第206回シマ研究会を開催しました。
学内、学外から多くの方々に参加いただき、質疑応答も活発に行われました。
【第206回シマ研究会】
テーマ:≪バッサイロン≫の系譜
日時:2018年10月29日(月)16:20~17:50
会場:沖縄国際大学 13号館1階会議室
講師:小西 潤子(沖縄県立芸術大学音楽学部・教授)
コメンテーター:久万田 晋(沖縄県立芸術大学附属研究所・所長)
司会:西岡 敏(沖縄国際大学南島文化研究所・副所長)
研究会後に開催された懇親会で、竹富島郷友会の関係者が「バッサイロン」を生演奏してくれました。三線の演奏が始まると、自然に机をたたきながらリズムをとり、歌詞を口ずさんでいる様子が印象的でした。
《参加者からの声・印象に残ったこと》アンケートより一部抜粋
■はじめて聞いた「ことば」でしたが、先生の報告で少しわかったような気がします。小笠原と沖縄の間にある「大東島」にはこのような「行進踊り」はないのですか。「地理的」には可能だと思います。
■「バッサイロン」ということばも、バッサイロンのような行進踊り自体も全く知りませんでしたがミクロネシアでは面白い余興として、沖縄では生きて帰ってきた人が伝えたお祝いのめでたい踊りであると、同じ踊りでも地域、人によって意味が異なるのは大変興味深いなと思いました。ウワトロフィの意味がとても衝撃的なものだったので、運動会での演目にされていたのも、すごいことだなと思いました。
■祖父母が竹富島仲筋村出身の関係で、竹富郷友会仲筋支会の忘年会でみようみまねで一度バッサイロンを踊ったことがある。仲泊の南十字星が確かによく似ていて面白かった。
■各地のバッサイロン系の唄、踊りが見れて大変勉強になりました。ここまで似ている歌詞があったことはとてもびっくりしています。
多くの皆様のご参加、誠にありがとうございました。