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【南島研】第200回 シマ研究会を開催しました

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【南島研】第200回 シマ研究会を開催しました

南島文化研究所では第200回の節目となるシマ研究会を次の通り開催しました。

【第200回 シマ研究会】
近世琉球の自己認識
-王国存亡の危機と琉球アイデンティティの確立-

講 師:田名真之(南島文化研究所特別研究員/沖縄県立博物館・美術館館長)

コメンテーター:深澤秋人(南島文化研究所所員/沖縄国際大学総合文化学部教授)
司 会:藤波潔(南島文化研究所所員/沖縄国際大学総合文化学部准教授)
日 時:2017年5月22日(月)午後4時20分~午後6時20分
会 場:沖縄国際大学13号館4階403教室

1985年から始まったシマ研究会、「第200回」の節目となる今回は、南島文化研究所前所長の田名真之氏(沖縄県立博物館・美術館館長)を講師にお招きして開催しました。
多くの市民の皆様をはじめ、「南島文化研究所」および『シマ研究会』の立ち上げから関わり続けていらっしゃる、「南島文化研究所」の生き字引の大先輩方も多くご参加いただきました。
    

【参加者からの声】(アンケートより一部抜粋)

琉球王国がどのように、「琉球化」していくのか、その過程を3回の歴史事象と、王府の史書編集を通して構築していったことを聞くことができたので、とても面白かった。(20代・男性・学生)

まさに他者を意識することによって、あるいは交わることによってこそ、自己認識が高まっていくという典型的な過程が、琉球という国家にもあてはまることがよく分かった。やはり、チャンプルー的な過程は沖縄のID形成上不可欠なのだと再確認できた。(50代・男性・教育関係)

中国文化と日本文化を取り入れながら、琉球らしさを形成していったというところが印象的でした。(70代以上・男性・教育関係)

琉球の「琉球」としてのアイデンティティが近世に、対外的関係(対日本、対薩摩、対中国)の中で互恵的に確立していったということがとても興味深くおもしろいと感じました。(40代・男性・自営業)


多くの皆様にご参加頂きました。
ありがとうございました。