【南島研】第43回 南島文化地域学習「津堅島を歩く」を開催しました
南島研
南島文化研究所では、毎年恒例の「南島文化地域学習」を津堅島を舞台に実施しました。
あいにくの天候でしたが、自然・歴史・文化の学習にくわえて、島内を散策する旅となりました。
日時:2019年6月22日(土)
講師:崎浜靖(地理学)、西岡敏(琉球語学)、小川護(農業地理学)、名城敏(土壌学)、仲田栄二(植物社会学)、前田一舟(民俗学)
場所:ホートゥガー、植物群落、クボウウタキ、ニンジン展望台、ニンジン畑、中のウタキ、集落散策、平敷屋タキノー
主催:沖縄国際大学南島文化研究所
写真1:所長あいさつ(崎浜先生)
写真2:集合写真、津堅港にて
写真3:港から出発
写真4:島内は徒歩で移動
写真5:地層や言語についての説明(崎浜先生、名城先生、西岡先生)
写真6:ホートゥガーについての説明(前田先生)
写真7:植物群落についての説明(仲田先生)
写真8:ニンジン展望台にて
写真9:雨のなか移動
写真10:昼食(神谷荘)
写真11:ニンジン畑にて(小川先生)
写真12:中のウタキにて(前田先生)
写真13:トゥンチ(殿内)とドゥンマー(殿内の庭)にて
写真14:島内散策から港へ
■写真(追加予定)
【参加者からの声】(アンケートより抜粋)
・地域学習に参加して、津堅島の文化や地域のあり様、その場所で植物がどのような育ち方をしているとか、それぞれ専門分野の先生方の話と交えて、おそらく本にはまだ書かれていない現在の津堅島を知れたんじゃないかと思うので良かったです。それにしても海を少し隔てるだけで建物の並びや魔除けとか風景がだいぶ変わっていて、地域によってそれぞれ文化が生じてくるんだなと実感しました。
・津堅島には初めて行ったので、すべてが新鮮で楽しかったです。農業離れや高齢化など様々な問題もありますが、もずくやにんじんなど沖縄県でもトップクラスの生産を誇っているという素晴らしい面もあるので、これからも島が活性化するために何かできることはないか考えてみようと思いました。
・参加費がすごく安くかつツアーのような案内まで先生方がしてくれるので、勉強になるし最高でした。またぜひ行きたいと思えたし、多くの人とも仲良くなれて楽しい地域学習でした。
・すべての話がとても勉強になりましたが、特に植物の話を聞きながら島内を散策したのは少人数だったのもあり、質問もし易くたくさん学ぶことができました。あと琉球石灰岩の特性を学んだあとに見学したホートゥガーはとてもすっと頭に入って感動しました。クチャ(泥岩)も初めて触ってこのような体感学習はとても素敵な経験になりました。
・考古を専攻していますが、今回考古学とは違った視点から津堅島の民俗や自然について触れることができてよかったです。文献資料だけでなく実際に行くことで津堅島のさまざまなことについて理解することができてよかったです。
・充実した資料から綿密な行程まで、すばらしかったです。
ご参加いただいた皆さん、そしてご協力を賜りました関係各位に御礼申し上げます。