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【南島研】第41回 南島文化市民講座/2019年度協定校間国際学術交流講演会「沖縄と韓国の若者文化」を開催しました

南島研

南島文化研究所では、第41回 南島文化市民講座/2019年度協定校間国際学術交流講演会「沖縄と韓国の若者文化」を開催しました。天気の悪いにもかかわらず、学内、学外から多くの方々に参加いただき、質疑応答も活発に行われました。


【第41回 南島文化市民講座/2019年度協定校間国際学術交流講演会】
テーマ:沖縄と韓国の若者文化

日時:2019年12月7日(土)14:00~17:30
会場:沖縄国際大学 13号館301教室

【プログラム】
司会:岩田 直子 IWATA Naoko(南島文化研究所 所員/沖縄国際大学総合文化学部 教授)

開会のあいさつ、趣旨説明:崎浜 靖(南島文化研究所所長/沖縄国際大学経済学部 教授)

報告者
최 유준 CHOI Yujun(全南大学校 湖南学研究院 准教授)
「韓国音楽の新世代とディアスポラアイデンティティ」

崎濱 佳代 SAKIHAMA Kayo(南島文化研究所 所員/沖縄国際大学 総合文化学部 講師)
「デカセギからルーツ・沖縄へ――南米系ウチナーンチュ13人の軌跡」

최 혜경 CHOE Hyegyeong(全南大学校 湖南学研究院 研究教授)
「感情的な主体のネットワーキング戦略
――1980年代韓国における若者の詩的な発話分析を中心に」

打越 正行 UCHIKOSHI Masayuki(南島文化研究所 特別研究員/研究支援助手)
「しーじゃ・うっとぅ関係と建設業――沖縄のヤンキーの若者たちへの参与観察から」

閉会のあいさつ:西岡 敏(南島文化研究所副所長/沖縄国際大学総合文化学部 教授)

主催:沖縄国際大学 南島文化研究所
共催:全南大学校 湖南学研究院(韓国)、沖縄タイムス社



写真1:前日の案内



写真2:司会の岩田直子所員



写真3:開会のあいさつを行う崎浜靖所長



写真4:会場の様子



写真5:第1報告のチェ・ユジュン先生



写真6:第2報告の崎濱佳代所員



写真7:第3報告のチェ・ヘギョン先生



写真8:通訳の皿谷友美先生



写真9:第4報告の打越正行



写真10:質疑応答の様子1



写真11:質疑応答の様子2



写真12:コメントする通訳の李鎭榮先生



写真13:閉会のあいさつを行う西岡敏副所長



《参加者の感想》アンケートより一部抜粋 
・具体的に音楽映像や歌詞の分析をもとに、「国楽の脱国楽化」の状況を知ることができました。

・チェ・ユジュン先生とチェ・ヘギョン先生の報告で指摘された、光州事件とコザ暴動の緊密性という視点は重要だと思った。通訳の李鎭榮先生の「総括」で、理解がより深まり、充実した講座になった。

・南米日系人にとって、沖縄はアジールということが印象深かったです。

・1980年代の若者たちの詩的発話から、韓国の若者たちが「日常や身体の感覚を互いに共有し、連帯」する様子をとても興味深く拝聴しました。現在の日本の若者たちは、個別化し、孤立し、自己責任へと向かっているように思えます。この違いを方向付けるのは、歴史や社会背景などが大きくきいているように思いました。

・現代の韓国の若者を取り巻く状況や世代など、いろいろと興味深い話が聞けました。

・沖縄のヤンキーの若者たちの生活がわかって勉強になった。県外の研究者が参与観察型の調査研究をしているところに感動しました。

多くの皆様のご参加、誠にありがとうございました。