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学内オープン授業を行いました

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1月10日、「沖縄の基地問題B」で学内オープン授業「沖縄の有機フッ素化合物(PFAS)汚染と水の危機」を行いました。
「沖縄の基地問題B」は、米軍基地の環境問題を中心に、The Informed-Public Project (https://ipp.okinawa/, IPP)代表の河村雅美が講義をしています。汚染問題では、最新かつ包括的情報、および構造的に問題をとらえる視点を提供する授業を展開しています。 
 
 現在、沖縄では有機フッ素化合物(PFOS、PFOA含むPFAS)による水の汚染が問題になっています。沖縄国際大学は、嘉手納基地からの汚染の影響を受けている北谷浄水場から100%給水されている宜野湾市に位置し、農業用水として用いる湧水から汚染が検出されている普天間基地にも隣接しています。
 このような身近な問題である汚染の情報を、足元のコミュニティである沖縄国際大学に在籍あるいは在職する皆さんに授業を通して共有できればと思い、その回を学内の皆さんに開放することを計画し、呼びかけました。 
 当日は、いつもは受講していない学内の教員、職員、学生さんの参加がありました。

 受講生でない学生さんもいるので、基本的な沖縄の米軍基地に関する知識(重い基地負担)、米軍基地環境問題と解決を阻む法制度(日米地位協定等)の説明から始め、沖縄の米軍基地と水をめぐる歴史をたどり、PFASの性質やPFAS汚染に対する考え方や国際的動向、嘉手納基地と普天間基地で起きているPFAS汚染と、各行政の対応等について説明していきました。また、昨年、報道で発表された、沖縄の人の血中から検出されたPFASのデータの説明には、授業後にも多くの反応があり、この問題が健康問題であることが改めて認識されたようです。
 
 学内で授業をオープンにした企画自体についても、参加した講師の方から他の先生の授業を聞く機会がなかったので、その意味でもよい企画だったという声がありました。このような大学というコミュニティで「知」を共有しあう機会をお互い作り合うことができるきっかけとなれば、と思います。
 ご協力いただいた社会文化学科、広報課の皆様に感謝申し上げます。

講義の様子は、以下、県内紙にも掲載されました。 
琉球新報「水汚染解明 米と協議を 沖国大公開講座 河村氏が指摘」(2020年1月12日)
沖縄タイムス「PFAS水汚染 基地負担の一つ 河村代表 宜野湾で公開授業」(2020年1月21日)