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【経環研】2020年度 第2回オンライン研究会を開催しました。

経環研
沖縄経済環境研究所では9月19日(土)第2回オンライン研究会「汚染される沖縄~米軍基地と環境問題~」を開催いたしました。

報告内容
2016年1月、沖縄県企業局は沖縄本島中部にある北谷浄水場の取水源が、ピーフォス(PFOS)やピーフォア(PFOA)などの有機フッ素化合物に汚染されていると発表した。那覇市など7市町村約45万人の水源である。汚染源は「米軍基地」の中。基地は「ブラックボックス」であり、県民にとって「パンドラの箱」とされる。企業局の会見から4年が経った今も、米軍は汚染源の調査を許さず、汚染の責任も認めていない。今もずっと、取水源の汚染は続いている。永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル)=有機フッ素化合物の汚染状況と、対応策の最新調査・研究成果を、数々の受賞映像番組も含めて紹介・報告した。



【オンライン研究会の様子】(配信方法:YouTubeストリーミング配信)
    
報告者 島袋夏子氏(琉球朝日放送記者)

質疑応答

島袋夏子氏(右)
前泊博盛(左、沖縄経済環境研究所所長・沖縄国際大学経済学部教授)



本報告で使用したQABの映像(公開)はこちらからご覧ください。
2019年10月22日PFOS汚染日米合同委員会の闇に(琉球朝日放送HP内)
2020年6月15日地下水蓄える「帯水層」の危機北谷浄水場PFOS汚染の実態 (琉球朝日放送HP内)


<参加者の感想>
20代 男性 本学学生
ゼミで学んでいるPFAS汚染について、より詳しく知ることが出来て良かった。
自分たちの生活に関わる重要なことなので、しっかりと取り組み、基地による環境汚染についての解決策を考えたい。

40代 男性 一般
基地の公害について具体的なデータに基づき丁寧に説明があったので、説得力があった。

50代 女性 一般
大変勉強になりました。ありがとうございました。報道で断片的に知っていたことが、流れにそってうかがうことで、理解が深まりました。オンライン参加なので、自宅で拝聴することができ、講演などはなかなか時間が取れず参加できない中で、大いに助かりました。コロナ禍の取り組みだと思いますが、今後も遠隔で参加できる方法も続けて下されば、参加しやすいかと思います。

50代 女性 一般
米軍基地による環境汚染について知らなかったので、拝聴して良かったと思います。子どもが宜野湾市に住んでいますが、水道の水を飲んだり、浴びたりして良いのか不安になりました。米軍基地による環境汚染について知った私に何が出来ることはあるのでしょうか。
開催時間は1時間半位が良いと思います。長過ぎると、次また参加しようと思う気が失せます。

60代 女性 一般
新しい形の研究会で少しとまどいましたが、すごくよかったです。
パソコンの画面で資料の確認ができたこと。写真、映像資料等も鮮明で分かりやすい。
他の視聴者の意見や感想がリアルタイムで読めたこと。

70代 女性 一般
普段は断片的にしか頭になかった基地と環境汚染、時系列的にまた動画や表を使って大変わかりやすかったと、おもいます。安保条約賛成、米軍は日本を守ってくれると考える人が85%の現実。軍事同盟の切り口以外に、環境問題、税金の使い方などの切り口は大変重要と思います。Q&Aの動画も参考になるものがありました。

70代 男性 一般
今回のような長時間の講演はオンラインがいい。関心があってもずっと聴き続けるは、かなり辛いので、自分のスタイルで自宅から気軽に聴けるのがとてもよい。話しては聞き手が見えないのでやりにくかもしれないけど。


沢山の方々にご視聴いただきました。誠にありがとうございました。


《お問い合わせ》
  沖縄経済環境研究所
  研究支援助手 大城
  TEL:098-893-7967(内線6120)
  FAX:098-893-8937
  E-MAIL:leechr@okiu.ac.jp