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【南島研】第213回 シマ研究会(オンライン)を開催しました

南島研
南島文化研究所は、第213回 シマ研究会をオンラインで開催しました。
県内、県外からオンラインにて多くの方々にご参加いただきました。

【第213回 シマ研究会】

■テーマ:
「沖縄諸島における中近世建物の『石組土坑』について」

■報告者
上原 靜(南島文化研究所 所員)

■コメンテーター
宮城 弘樹(南島文化研究所 所員)

■司会
崎浜 靖(南島文化研究所 所長) 

■報告概要
近年のグスク整備に係る遺構調査や集落などの緊急調査から、時代の建物や構造物に関する様相が漸次明らかにされつつある。ことに今回焦点を当てる遺構は、1965年勝連城跡の2の郭での発見から凡そ50年余を経るなかで、類例遺構の追加と分析方法の深化により、遺構の性格については排水処理施設や便所など用途の特定までになってきた。ただし、これは機能、用途の一つを示すもので、全てに普遍し説明できるものではない。形態は類似するが機能用途にバリエイションが窺え、依然として謎の部分を残している。本報告では当該遺構を検討する糸口として、遺構群の類型化と機能用途の整理を行い、古建造物の実態および周辺施設の様相を究明する一助としたい。



写真1:上原 靜(南島文化研究所 所員)


写真2:宮城 弘樹(南島文化研究所 所員)


写真3:崎浜 靖(南島文化研究所 所長)


写真4:オンライン開催の様子

《参加者の感想》アンケートより一部抜粋 
・「石組土坑」というお言葉を、はじめて知りました。過去の事を知ることが、エコ社会、持続可能な社会へつながるきっかけになるとお話しされていて、とてもワクワクするステキな事だなと思いました。