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【学生インタビュー】琉大法務研究科に飛び級合格 ~弁護士を目指す宮永恵玲奈さんへのインタビュー~

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 法律と聞くと、たいていの人は堅苦しいイメージを持つのではないでしょうか?しかし、私たち社会は「法」で成り立っており、とても身近な存在なんです。

 今回は、本学法律学科3年生に在籍しながら、琉球大学法務研究科に受験し、見事飛び級合格を果たした宮永さんにインタビューをしました。在学生はもちろんですが、将来弁護士を目指す高校生にも参考になると思います!




Q1:どのようなことがきっかけで法律に興味を持ちましたか?
 小学校の頃に、リーガルハイ(フジテレビ)が好きで見ていました。主演の堺雅人さんが、とても自由なキャラクターの弁護士を演じていました。ドラマの見始めは堺雅人のキャラクターが楽しくて見てましたが、様々な準備を重ねて裁判に臨んでいく姿を見ているうちに、弁護士ってどんな職業だろう?、面白そうだなという興味がわいてきました。もともと人のためになるような仕事をしたいと考えており、薬剤師か弁護士と迷いましたが、高校時代に弁護士を志すことに決めました。

Q2:沖国を選んだきっかけ
 私の地元(熊本県人吉市)に、沖縄の文化について教えてくれるところがありました。そこで、小学校ころエイサーを習っていたんですが、音楽のノリや衣装が地元にないような色使いで沖縄の文化に興味を持つようになりました。大学進学の際に、法律を学べ、沖縄の文化も学べるところをということで、沖国の法律学科に進学を決めました。

Q3:大学に入学してからの法律の勉強はどうですか?
 法律は私が想像していた以上に、身近な存在ということに気づきました。法律、と聞くと関わらなくてもいい存在、遠い存在と思っていましたが、日常生活のいたるところで法律が元となってルールが決められているんですね。それに気づいてからより面白く感じてきました。

Q4:法律ではどの分野が一番面白いですか?
 家族法が一番面白いです。これもドラマからなんですが、よく遺産相続とかで親族がモメますよね。これを見て、なぜここまでモメるのかとても疑問でした。講義で家族法関係を学んでいくと、理由がよくわかり面白くなっていきました。
 あと、ゼミ発表もしましたが、夫婦別姓について。私は選択制がいいと思っていますが、別姓の議論はなかなか進まない。これについても、法律という観点からもっと考えていきたいと思います。

Q4:大学院進学はいつごろから意識していましたか?
 入学前から決めていました。沖国入学当初は、大学を卒業してから進学しようと思っていました。しかし、昨年から続く新型コロナウイルスの感染拡大と、2020年7月に襲った地元の人吉市の水害によって生活が一変していくことを強く感じ、今まで持っていた自分自身のあり方や価値観をいろいろ考えました。そして、今できることは今やれる人になろう、と決意しました。
 その矢先に、琉大で法律関係を勉強している双子の姉が、指導教員から法務大学院の飛び級試験の紹介があり、まずはチャレンジしてみようと思い、一緒に受験してみました。

Q5:今年度は新型コロナウイルスの影響で自粛をしていたと思いますが、どのようなことが大変でしたか?また、どのような過ごし方をしていましたか?

 友だちや先生と会えないのは大変でした。ただ、オンライン授業は私に合っていて、空いた時間は勉強に充てていたので学びが深まった気がします。

Q5:琉大で研究してみたいことは何ですか?
 弁護士という夢があるので、司法試験の勉強を引き続きやっていきたいです。先ほどもお話しましたが、家族法関連が一番興味のある分野なので、そこを中心に研究できればと思っています。

Q6:高校生に向けてメッセージをお願いします。
 大学生活は一番自分に時間が使える期間だと思います。大学に進学して、自分の興味があることにいっぱい挑戦してください。