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【南島研】第215回 シマ研究会(オンライン)を開催しました

南島研
南島文化研究所は、第215回 シマ研究会をオンラインで開催しました。
県内、県外、海外からオンラインにて多くの方々にご参加いただきました。

【第215回 シマ研究会】

■テーマ:
「戦後沖縄における久米至聖廟・釈奠―1970年代の再建・復興過程と台湾側の支援を中心に-」

■報告者
石垣 直 (南島文化研究所 所員)

■司会
崎浜 靖(南島文化研究所 所長) 

■報告概要
琉球王国では、17世紀初頭から孔子に対する祭礼が実施されてきた。それは王国の外交を支えた久米村に始まり、後に王府が支援する国家的な行事の一つとなった。王国の崩壊後、久米および首里の廟・学は太平洋戦争下で灰燼に帰したが、久米村人の末裔によって組織される久米崇聖会の尽力により、1975年には孔子廟・明倫堂の落成式が行われ、釈奠も復興された。 
本発表では、戦後における孔子廟・明倫堂の再建および釈奠の復興の概要を整理するとともに、これまで十分に検討されてこなかった孔子廟・釈奠をめぐる戦後史、およびそこで中華民国(台湾)側が果たした役割を明らかにする。



写真1:石垣 直 氏(南島文化研究所 所員)


写真2:崎浜 靖(南島文化研究所 所長)


写真3:オンライン開催の様子

《参加者の感想》アンケートより一部抜粋 
・先生のフィールドワークに基づき、明らかにされた数々のエビソードが分かりやすかった。
・沖縄における孔子廟・儒教の広まりなどは大変面白かった。
・沖縄における孔子廟の歴史、世界史との関わりなどを詳しく知ることができてよかった。