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【FD】ルーブリック評価の事例紹介を開催しました

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本学では、 「教育・学修に関する事業」のうち、「FD事業」の一環として、学習目標の「何を学び、身に付けることできるのか」を意識した成績評価におけるルーブリックの導入及び活用を検討しております。
「むつかしそう」「どう使うかわからない」等の疑問を解消するため、授業でルーブリック評価を活用しているお二人の事例をご紹介しました。

日 時:2022年3月25日(金)15:00~16:30
場 所:オンライン開催(Teams)

概 要:
①山川彩子先生(経済学部地域環境政策学科)
評価の尺度、観点を示して、学生が自己評価、相互評価したりと、工夫を凝らした取り組みをしていらしゃいます。また、他ゼミで活用されている評価表のご紹介もありました。


②井上泉先生(総合文化学部英米言語文化学科)
評価の尺度・観点のルーブリック、評価の基準を加えたルーブリックと、2種類のルーブリックを授業によって使い分けていらっしゃいます。オーストラリアでのご指導経験を交えて実践例をご報告いただきました。

また、質疑応答では、過去にルーブリック評価を試したものの大変だったという方へのアドバイスやルーブリック評価表の項目設定についてご質問がありました。

参加者からは、以下のような感想が寄せられました。
・担当科目の諸々の活動において学生自ら行う振り返りシートでは、ルーブリックと似た発想で行っている内容であることが判明しました。今後はそれをルーブリックの形態にし、ルーブリックから得られた点数に反映されない学生の学習活動と成長を成績評価の一部に取り入れる、学生自身の成長を促せるツールとして用いられるようにしていきたいと考えております。
・ルーブリック評価の導入前後に、どの教員も悩むであろう身近な事柄についての具体的で実践例を示してもらえたと感じた。ルーブリック評価の強み、弱みについて実体験としての感触(本音)をお話ししてもらえてたことで、とても分かりやすく、勇気づけられた。講師のお二人に感謝している。
・完全に理解できたわけではありませんが、ルーブリックというものをどのように考えればよいのか、大変参考になりました。ただ、業務過多な現状を鑑みると、すぐに取り入れるのは難しいとも感じました。一度作れば、ということは分かっていますが、その「一度」が難しいです。
・教員側の客観的評価のみならず、学生の学習意欲や学びの振り返りにルーブリックが有効であることがわかり、たいへんためになりました。次年度から活用してみたいと思います。

教学課