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「シネマ組踊 孝行の巻」上映会を開催

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7月22日(金)、7号館201教室にて、「シネマ組踊 孝行の巻」上映会を開催しました。
本作品は、本学卒業生の宮平貴子さん(文学部英文学科 2001年度卒業)が監督を務められました。
※宮平貴子さんの卒業生インタビューはこちら

本上映会は本学卒業生を応援し作品を学生(後輩)に紹介することと、組踊を映像を通じて鑑賞してもらい沖縄の伝統文化について考えてもらうきっかけになればと考え、本学とククルビジョン(宮平さんが代表を務める映像プロダクション)の共同企画で実現しました。
「孝行の巻」は、組踊の創始者である玉城朝薫の作品で、嘉手納町にある「屋良漏地(やらむるち)」の民話を題材に書かれた朝薫の五番(五作品)の一つで、シネマ組踊は、玉城朝薫の作品を映画化するプロジェクトです。
宮平監督は、上映会前の挨拶で「シネマ組踊は、組踊を映像化することで、新しい切り口で映像化するというプロジェクトです。私自身は組踊自体が、古典芸能でありながら今まで触れたことがない世界だったので、本作を通じて初めて見た人にも組踊の魅力をどう伝えるか、玉城朝薫がこの世に存在したとして映像化するとしたらどんな風にみせたいだろうか、ということを念頭に置いて撮りました。生の組踊を見たことがある人も、見たことがない人もぜひ一度見て欲しいです。」と挨拶をされました。



上映会後には、本学経済学部経済学科の浦本寛史先生(芸術学)進行のもと、宮平監督と本学学部生・大学院生によるトークセッションを開催しました。
トークセッションは、映画を見た感想、組踊を身近な文化として浸透するためにはどのようにしたらいいかなど率直な意見が交わされました。また、宮平監督からは、組踊を映像化するきっかけや、映像化するうえでこだわったポイントなどのお話しもお聞きできました。


左から浦本寛史教授(経済学科)、宮平貴子監督、當間文雅さん(産業情報学科4年)、上地ひろかさん(地域文化研究科1年)、德山海向子さん(地域文化研究科2年)

トークセッションの内容については改めて報告いたします。

シネマ組踊「孝行の巻」は、9月3日(土)より桜坂劇場にて順次公開されます。

■映画予告編(YouTube)