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【南島研】第32回 南島研セミナー(オンライン)を開催しました

南島研
南島文化研究所は、第32回 南島研セミナーをオンラインで開催しました。
県内、県外からオンラインにて多くの方々にご参加いただきました。

【第32回 南島研セミナー】

■テーマ:
「オランダ商船ヴァン・ボッセ号の物語とその口承」

■報告者
José Schreurs(ヨゼ・スヒューリュアス)
(オランダ文化遺産庁文化資産アドバイザー[考古学])

■コメンテーター
下地 賀代子(南島文化研究所 所員)

■司会
村上 陽子(南島文化研究所 副所長)

■報告概要
1857年、シンガポールと上海の間を航海していたオランダの商船ヴァン・ボッセ号が、当時の琉球王国の一部である多良間島の近くで難破した。27人の乗組員は、島の人々によって全員救助され、バタビア(ジャカルタ、オランダ領時代の旧称)に戻るまでの数ヶ月の間に、琉球各地の人々と交流したという。オランダ文化遺産庁は、九州国立博物館と、この難破船を発見するための共同プロジェクトを立ち上げた。そしてその後、沖縄国際大学下地教授の協力の元、ヴァン・ボッセ号の背後にある物語の調査も開始している。調査は、多良間島に今も残る船と乗組員についての物語を捉えること(人々の間でどのように語り継がれているか)を目標としている。




写真1:ヨゼ・スヒューリュアス(オランダ文化遺産庁文化資産アドバイザー)


写真2:下地 賀代子(南島文化研究所 所員)


写真3:村上 陽子(南島文化研究所 副所長)


写真4:オンライン開催の様子

《参加者の感想》アンケートより一部抜粋 
・難破船の物語が何世紀にもわたって記憶されている点が興味深かったです。
・興味深く拝聴させていただきました。ありがとうございました。
・歴史的事実が数年でその多くが忘れられた点、タブーとなり現在に残った点などが面白かったです。