文字サイズ

ニュース

ニュース

【経環研】2022年度 第2回オンライン研究会を開催しました。

経環研
沖縄経済環境研究所では11月11日(金)第2回オンライン研究会「砂川闘争の教訓と東アジアの平和にむけて―トランスナショナルな人際交流の過去・現在・未来―」を開催いたしました。

報告内容
1955年の砂川闘争以後、現在に至る小史を辿り直して得られた主な教訓とは、非戦=反戦、非暴力、不服従の3点である。しかし、国際関係の現状では、この3点をそのまま沖縄を含む東アジア地域の平和の構築に結びつけることは難しい。そこで報告者は、反戦運動とともに当面、トランスナショナルな人際交流の活性化を提唱している。これには歴史があり、20世紀前半の日中の知識人交流から、現在の留学生や国際結婚などの国境を越える交流が続いている。国際関係ならぬ人際関係が基地のない平和な「社会」形成の基盤である。戦前のアジア主義をこえて、現在の課題について報告した。

【オンライン研究会の様子】(開催方法:Zoomミーティング)


報告者 西原 和久 氏(名古屋大学名誉教授、成城大学名誉教授、南京大学客員教授)




<参加者の感想>
50代 本学学生
沖縄にとって、人際交流は極めて重要であると、あらためて強く思いました。

20代 本学学生
西原先生が平和への実現のために必要だと考える人際交流について、現在の日中関係改善のために活性化を促していくことの重要性を理解した。人と人が交流し議論を深めることで、互いのことをよく知り、警戒も解け友好度も高まる。国際社会の分断が問題視されている現状を打開する方法の一つだと知った。

50代 特別研究員
東アジアの在り方を俯瞰的・包括的に見直す、非常に良いご講話でした。

40代 本学教職員
砂川事件をトランスナショナルな視点、また中国から学ことへの示唆を含んでいて大変勉強になりました。ありがとうございました。

沢山の方々にご参加いただきました。誠にありがとうございました。

《お問い合わせ》
  沖縄経済環境研究所
  研究支援助手 玉城
  TEL:098-892-1111(内線6207)
  FAX:098-893-8937
  E-MAIL:leechr@okiu.ac.jp