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【法政研】2023年度 第2回研究会を開催しました。

法政研
沖縄法政研究所では2023年7月20日(木)に、第2回(85回)研究会として岐路に立つアジアの未来-平和と持続的な繁栄を実現するための日本の戦略を開催いたしました。

報告内容
 米中対立や台湾有事の危機が指摘される中、いかにアジアにおいて軍事衝突を回避し、緊張を緩和できるのか。
日米の専門家が、日本の新たな戦略とアジアのあるべき秩序について議論を行いました。


【研究会の様子】
                    
講師:添谷芳秀 慶應義塾大学名誉教授、マイク・望月   ジョージ・ワシントン大学准教授、須川清司 東アジア共同体研究所上級研究員

          
司会:芦澤久仁子アメリカン大学、ジョージ・ワシントン大学専門講師 


                           

コメンテーター:鳩山由紀夫 東アジア共同体研究所理事長(元内閣総理大臣)、野添文彬 沖縄法政研究所所員


      
挨拶:比屋定泰治(沖縄法政研究所所長・法学部教授) 

    


<受講された方の感想>
●本学学生 10代 女性

・気候変動という問題において国家同士が協力しなければならないのに、アメリカと中国は対立していたり、東アジアは分立してしまっている現状。日本はアメリカともっと対等になって米中の対立を緩和するようにするといった内容を話していて、沖縄に住む自分にとっては、興味深い話だった。日本の防衛についての話の中でミサイルはジェット機と同じと考えていいとの内容があり、確かに長い時間をかけて落ちるため、難しいものなんだなと感じた。

●本学学生 10代 男性
・ミドルパワーという考え方を初めて知りました。まだ全てを理解するのは大変んでしたが、とても良い話を聞けたと思いました。
・戦争が起きたらどうするかではなく、起こさないためにどうするかということを考え行動することが大切だと思いました。同じ1つの問題でも人によっては本当に沢山の視点があると思いました。さらに、1つだけの情報を信じるのではなく、問題の背景を見る必要があると思いました。

●本学学生 20代 女性
・鳩山元内閣総理大臣がはじめに沖縄の方々に大変申し訳ないと話したことが印象深かったです。
・アメリカに依存していることやアメリカは日本を守らないんじゃないかということに関して考えたことがあり、話を聞いて、依存を辞めなければいけないこと、アメリカは日本を守らない可能性は低いことを知ることができました。

●本学学生 20代 男性
・国際的な特にアジアで危機になっている衝突の可能性を回避する為にどうすれば良いか?日本は外交や軍事力をどうすべきか、していくべきか?が今回よくわかりました。一般人の私たちは何をすべきか、また、何をすべきかを考えるすべを深く知りたいと思った。私たちも他人事でないのでどう参加できるのかも浮かんだ。
・台湾有事の危険性や今の日本はどうするべきかについて知ることができました。私は今回の話を聞いて、今の日本の平和のためには、一定の防衛力は大切だと思ったが、その負担を沖縄が担っている現状を解決するべきだと感じました。今回の研究会を通して、今の日本・沖縄が抱える問題に対してどうするべきか自分の考えを持つことができたので良かったです。

●一般・その他・特別研究員(60代~)
・時間が足りない重要な内容だったと思います。
・なぜこの研究会を行ったか重要な視点が抜けている。沖縄県民の懸念は、沖縄が二度と戦場になってはならないということである。国の防波堤にされてはたまらない。犠牲になってはたまらない。軍隊は人を守らない。
 

多くの方々にご参加いただきました。
誠にありがとうございました。

《お問い合わせ》
 沖縄法政研究所
 研究支援助手 神谷
 TEL:098-892-1111(内線6110)
 E-MAIL:oilpchr@okiu.ac.jp