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【法政研】2023年度 第3回研究会を開催しました。

法政研
沖縄法政研究所では2023年7月27日(木)に、第3回(86回)研究会として「安保3文書体制」 と沖縄の位置 ― 沖縄の平和思想の特質にふれてを開催いたしました。

報告内容
 昨2022年12月16日に閣議決定された「安保3文書」は、3文書のうち最上位の『国家安全保障戦略』が自ら謳っているように、「我が国の安全保障政策を実践面から大きく転換させるもの」であった。その核心は、反撃能力(敵基地攻撃能力)の具有にある。それは、2015年に制定された、集団的自衛権の行使を内容とする安保法制と相まって、戦争を厭わない一個の「体制」を形づくったものと言える。
 そして、この施策の中心に置かれているのは南西諸島であり、沖縄では、本島・先島ともに自衛隊基地の建設、また長射程ミサイルの配備が急速度で進展しており、戦場化することへの住民の不安が高まっている。これにどう対応して平和への道を見出すかを、ここでは憲法学の観点から考える。それにあたっては、沖縄の歴史をとおして形成されてきた平和思想に注目し報告した。


【研究会の様子】
                                 

講師:小林 武 法政研究所特別研究員・沖縄大学客員教授


          

司会・コメンテーター:比屋定 泰治 沖縄法政研究所所長



                           

会場での様子・質疑応答
                   

                 佐藤学元所長・沖縄法政研究所所員



                      
               
                 高良鉄美議員(元琉球大学教授・憲法学)



<受講された方の感想>

●特別研究員 60代~ 男性
・とても丁寧な講演でした。ありがとうございました。

●沖縄大学教職員 30代 男性
・前回(第2回)ではリアリズム的な意見を聞いたが、今回の提言と前回の提言では重なるところが非常に多かったのが印象的であった。

●一般 (60代~)
・今後もこのようなシリーズで深堀りできるような企画を望み、期待しています。ありがとうございました。


 
ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

《お問い合わせ》
 沖縄法政研究所
 研究支援助手 神谷
 TEL:098-892-1111(内線6110)
 E-MAIL:oilpchr@okiu.ac.jp