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【産業研】令和5年度 第5回研究会「農家が6次産業化で所得を向上させるには?―経営学の視点から―」を開催いたしました

産業研
沖縄国際大学産業総合研究所では、令和5年度 第5回研究会を下記のとおり開催いたしました。

テーマ:  「農家が6次産業化で所得を向上させるには?―経営学の視点から―」

■講 師:  楠奥繁則 先生 

日 時:  2023年8月17日(木)16:30~18:30

場 所:  沖縄国際大学13号館1階会議室

参加人数: 16名(対面 8名  /  Zoom 8名)

■報告概要
 農家の所得を向上させる鍵の1つとして「6次産業化」(6次化)が注目されています。しかし,6次化に取り組む農家は多いですが,その成功例は多くないと言われています。では,農家が6次化で所得を向上させるには,どうすればよいのでしょうか。本研究会では,2023年2月に,6次化に取り組む49歳以下の農家(407名)を対象に実施した調査の結果を用いながら,経営学(主に競争戦略・マーケティング)の視点から,農家が6次化で所得を向上させる方法について議論しました。なお,本研究のキーワードは「農業の6次産業化」「ニッチ戦略」「協調戦略」「マーケット・イン」となります。





 【写真1】講師:楠奥繁則 先生

                   

 






 【写真 2・3】研究会の様子
 
         










■【参加者からの感想】

(対面会場)

●産業ごとの所得で沖縄の場合では、第1次産業が約1,000億円続いて第2次産業、最後に第3次産業が約7,000億円余りで、所得格差が大きい。どの6次産業化で格差を縮め、所得向上を図るのか。【70代・一般】

●とても分かりやすいご説明をありがとうございました。私も所得が気になりました。資料p2の問4の選択肢の中で一番多い展開は何かなと思いました。⇒農家さんにおいて、取り組みや売上が異なると思われるため。【40代・一般】

●質疑応答のやり取りが大変参考になりました。【30代・一般】




(オンライン会場)

●農家が6次産業化に取り組むには、協力する関係者(加工、流通・販売に関する)が必要であることを感じています。マッチングの機会があれば、6次化の取り組みが増えるのではないかと思いました。【40代・一般】

●オンラインでも受講することができ大変勉強になりました。取り組むためのポイントが分かりやすく、実践に取り入れたいと思いました。【30代・一般】





講師の楠奥繁則 先生、対面会場およびZoom会場に来ていただいた皆様、長時間にわたって第5回研究会にお付き合いくださり、誠にありがとうございました。心から感謝を申し上げます。


《お問い合わせ》
沖縄国際大学 産業総合研究所 
TEL:(098)892-1111(内)6109 
FAX:(098)893-8937
E-mail:sanchr@okiu.ac.jp