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学生環境委員会による大学周辺の渋滞緩和に向けた取り組みを宜野湾市役所で報告を行いました

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 2024年3月24日、宜野湾市役所にて、本学の学生自身による沖縄国際大学周辺の渋滞緩和に対する取り組みについて、経済学部地域環境学科の崎山宗斗君が成果報告を行いました。
 崎山君は、沖縄国際大学学生環境委員会の技術部部長として、本学の駐車場の混み具合をAIで判定し、これを自家用車通学する学生が見られるようにすることで、混雑した駐車場を避けて駐車するような行動変容を促すことを着想し、メンバーとともに実現を目指して取り組んできました。2023年度は、宜野湾市「令和5年度地域づくり推進事業」の助成を得て活動を行いました。
 報告では、沖国大の周辺では特に午前中に、駐車場の空きを待つ車が入口の手前に長い車の列を作られる様子など、交通環境への課題を説明しました。そして、出入口をカメラでそれぞれ撮影し、その動画から車を物体認識させ、通過する台数を数え、差し引きして駐車場内の台数を算出するというアイデアと、実際に作成した装置について報告しました。強い日差しや風雨、塩害にさらされるという沖縄の気候下で動かす必要から、装置を工夫したこと、バッテリーと太陽光発電パネル、wifiアンテナを搭載し、電源のない場所で運用できるようにしたことなどを解説、これを実際に運用して車の通過台数をカウントできたことを報告しました。
 今後は、学生に駐車場の空き状況を伝えるwebサイトを完成させ、供用にこぎつけたいと展望を語りました。会場からは技術的な質問や、今後の活動継続への期待などのコメントがありました。この日は、性教育に取り組む活動、地域の歴史を記録する活動、食育に関わる活動など、他に宜野湾市から助成を受けた団体の皆様からの報告もあり、終了後には交流会がもたれました。

報告に立つ崎山宗斗君
報告に立つ崎山宗斗君
他団体の方の話を聞く崎山宗斗君
他団体の方の話を聞く崎山宗斗君