【産業研】令和6年度 第2回研究会「沖縄の物流と商流の考察」を開催いたしました
産業研
沖縄国際大学産業総合研究所では、2024(令和6)年度 第2回研究会を下記のとおり開催いたしました。
■テーマ:「沖縄の物流と商流の考察」
■講 師: 米澤 敬司 氏 <琉球海運株式会社 グループ戦略室 アドバイザー>
■日 時: 2024年6月13日(木)16:20~17:50
■場 所: 沖縄国際大学13号館1階会議室
■参加人数: 48名(対面 / Zoom)
■報告概要
沖縄の物流や商流が抱える不利性(構造的な課題)に対して、これまで補助金などの支援策がつぎ込まれてきました。特に、片荷輸送を理由とした高額な物流コストがネックとなり、産業の活性化が遅れているような論調が見受けられます。また、商流サイドが物流コストを意識したビジネスを展開しているのか、物流を理解しているのか疑問に感じることもあります。
今回は、片荷輸送も含め沖縄の物流実態をマクロな視点も交えて検証します。さらに、商流におけるコストの構造や実情などの視点からも深掘りしました。
不利だと思われる環境や条件の中で、沖縄の産業を活性化させることは大きな課題のひとつです。現状を正しく認識することと、その現実に即した対処を考えることが重要になるでしょう。
【写真1】集合写真(左から)
■【参加者からの感想】
●沖縄の物流の課題と、その現状を学べました。そして、長年、片荷輸送問題を解決しなければと沖縄県は向き合ってきたのが、そこだけに固執して解決しようとすれば、いつまで経っても解決する事ができないということをおっしゃっていて、別の視点から、沖縄のブランド価値を活かして、強みを伸ばし、それに物流のという解決策がとても興味深かったです。【20代・学生】
●片荷について、新聞報道ではわからない具体的な事情が聞けて良かったです。【50代・一般】
●商流や物流に関してほぼ知識が無かったのですが、片荷輸送の問題がある中で沖縄がどう戦っていくかという所はとてもためになりました。【10代・学生】
●沖縄における商流と物流の関係や現状について理解が深まりました。物流で片荷輸送の問題を解決するのは難しく、商流が鍵となり沖縄で産業を発展させることは今後の課題だと認識しました。ありがとうございました。今後は、沖縄の産業発展に向けた商流側の取り組みや現状について聴講できる機会があると嬉しいです。【30代・一般】
●片荷問題等を抱える県としての物流の課題の現況等について知れたのが良かった。【70代・一般】
●事業者の目線(利益の考え)があり、とても良かったです。【40代・一般】
●物流の片荷輸送の現状がよくわかりました。ありがとうございます。【一般】
●沖縄の物流・商流について豊富なデータで、マクロの視点でご説明ありがとうございました。学生の皆様が今回の考察をどのように受け取ったか、感想を聞きたいです(アフターフォローとして何かワークショップ等もされているのでしょうか?)【一般】
●中城湾港の定期航路誘致等、港湾政策について改めて意見交換させて頂けますと幸いです。【30代・一般】
●片荷輸送の問題は沖縄だけじゃなく他の県にも当てはまることなんだなと思った。【10代・学生】
●沖縄における物流コスト問題をどう解決していくかさらに考えていきたい。【30代・一般】
●すぐ沖縄の物流と商流の課題に入るのではなく、商流と物流の関係の説明からしてくださったので、理解しやすくとても分かりやすかったです。マーケティング入門との繋がりがあると思うので、抗議デモ活かしていきたいなと思いました。お忙しい中、ありがとうございました。【10代・学生】
●民間企業の従事者の方の講演は貴重なので、大変参考になりました。沖縄の物流の成功事例について時間があればお話を伺いたかったです。【一般】
●沖縄の輸送の課題について、おおまかであるが知ることができた。沖縄県の現状を知り、表面的で解決が困難な問題を見るのが大切だと思った。【10代・学生】
●沖縄と県外との物流の仕方に違いがあることが分かった。物流事業者との関係が大切と思いました。あと、私が思っていたよりも物流コストと利益の割合が物流コストの方が多かったです。高価格の商品は輸送費が高いイメージだったので、物の販売価格に関係なく、輸送費はトン数と距離で決まるということが私的には以外で印象に残りました。【10代・学生】
●貴重なご講演ありがとうございました。大変参考になりました!これまで物流に関するセミナーは補助金に関する内容が大部分でしたが、今回のような物流の現状に関するセミナーがなかったので、このようなセミナーが増えるとうれしいです。【40代・一般】
●沖縄の物流は方荷輸送が手放すことが出来ないということを知ることができた。「ロジカルな考えを持ち、大学で学んだことの知識をどう活用していくのか、目標を達成するためにやるべきことなど考えていくことが大事」というメッセージも頂いたので、今はあまり物流と関わりがないが、これからの就く職業によっては関わって来ること、沖縄は人口的には全国の真ん中くらいに値している反面、1人あたりの所得は最下位という現実も思い知らされた。往復輸送の際、上りが満タンで来ても下りはからになってることがほぼ。でも、それをどこが負担しているが大事。【10代・学生】
●鹿児島―沖縄間の海上輸送が近代から現代まで、つながっていることを確認でき、勉強になりました。【40代・一般】
講師の米澤 敬司 先生、対面会場およびZoom会場に来ていただいた皆様、長時間にわたって第2回研究会にお付き合いくださり、誠にありがとうございました。心から感謝を申し上げます。
《お問い合わせ》
沖縄国際大学 産業総合研究所
TEL:(098)892-1111(内)6109
FAX:(098)893-8937
E-mail:sanchr@okiu.ac.jp
■テーマ:「沖縄の物流と商流の考察」
■講 師: 米澤 敬司 氏 <琉球海運株式会社 グループ戦略室 アドバイザー>
■日 時: 2024年6月13日(木)16:20~17:50
■場 所: 沖縄国際大学13号館1階会議室
■参加人数: 48名(対面 / Zoom)
■報告概要
沖縄の物流や商流が抱える不利性(構造的な課題)に対して、これまで補助金などの支援策がつぎ込まれてきました。特に、片荷輸送を理由とした高額な物流コストがネックとなり、産業の活性化が遅れているような論調が見受けられます。また、商流サイドが物流コストを意識したビジネスを展開しているのか、物流を理解しているのか疑問に感じることもあります。
今回は、片荷輸送も含め沖縄の物流実態をマクロな視点も交えて検証します。さらに、商流におけるコストの構造や実情などの視点からも深掘りしました。
不利だと思われる環境や条件の中で、沖縄の産業を活性化させることは大きな課題のひとつです。現状を正しく認識することと、その現実に即した対処を考えることが重要になるでしょう。
【写真1】集合写真(左から)
■琉球海運(株):玉城充貴 ■講師:米澤敬司 ■所長:原田優也 ■司会:上原彰公
【写真2】講師:米澤 敬司 先生
【写真3・4・5・6・7・8・9】研究会の様子
【写真2】講師:米澤 敬司 先生
【写真3・4・5・6・7・8・9】研究会の様子
■【参加者からの感想】
●沖縄の物流の課題と、その現状を学べました。そして、長年、片荷輸送問題を解決しなければと沖縄県は向き合ってきたのが、そこだけに固執して解決しようとすれば、いつまで経っても解決する事ができないということをおっしゃっていて、別の視点から、沖縄のブランド価値を活かして、強みを伸ばし、それに物流のという解決策がとても興味深かったです。【20代・学生】
●片荷について、新聞報道ではわからない具体的な事情が聞けて良かったです。【50代・一般】
●商流や物流に関してほぼ知識が無かったのですが、片荷輸送の問題がある中で沖縄がどう戦っていくかという所はとてもためになりました。【10代・学生】
●沖縄における商流と物流の関係や現状について理解が深まりました。物流で片荷輸送の問題を解決するのは難しく、商流が鍵となり沖縄で産業を発展させることは今後の課題だと認識しました。ありがとうございました。今後は、沖縄の産業発展に向けた商流側の取り組みや現状について聴講できる機会があると嬉しいです。【30代・一般】
●片荷問題等を抱える県としての物流の課題の現況等について知れたのが良かった。【70代・一般】
●事業者の目線(利益の考え)があり、とても良かったです。【40代・一般】
●物流の片荷輸送の現状がよくわかりました。ありがとうございます。【一般】
●沖縄の物流・商流について豊富なデータで、マクロの視点でご説明ありがとうございました。学生の皆様が今回の考察をどのように受け取ったか、感想を聞きたいです(アフターフォローとして何かワークショップ等もされているのでしょうか?)【一般】
●中城湾港の定期航路誘致等、港湾政策について改めて意見交換させて頂けますと幸いです。【30代・一般】
●片荷輸送の問題は沖縄だけじゃなく他の県にも当てはまることなんだなと思った。【10代・学生】
●沖縄における物流コスト問題をどう解決していくかさらに考えていきたい。【30代・一般】
●すぐ沖縄の物流と商流の課題に入るのではなく、商流と物流の関係の説明からしてくださったので、理解しやすくとても分かりやすかったです。マーケティング入門との繋がりがあると思うので、抗議デモ活かしていきたいなと思いました。お忙しい中、ありがとうございました。【10代・学生】
●民間企業の従事者の方の講演は貴重なので、大変参考になりました。沖縄の物流の成功事例について時間があればお話を伺いたかったです。【一般】
●沖縄の輸送の課題について、おおまかであるが知ることができた。沖縄県の現状を知り、表面的で解決が困難な問題を見るのが大切だと思った。【10代・学生】
●沖縄と県外との物流の仕方に違いがあることが分かった。物流事業者との関係が大切と思いました。あと、私が思っていたよりも物流コストと利益の割合が物流コストの方が多かったです。高価格の商品は輸送費が高いイメージだったので、物の販売価格に関係なく、輸送費はトン数と距離で決まるということが私的には以外で印象に残りました。【10代・学生】
●貴重なご講演ありがとうございました。大変参考になりました!これまで物流に関するセミナーは補助金に関する内容が大部分でしたが、今回のような物流の現状に関するセミナーがなかったので、このようなセミナーが増えるとうれしいです。【40代・一般】
●沖縄の物流は方荷輸送が手放すことが出来ないということを知ることができた。「ロジカルな考えを持ち、大学で学んだことの知識をどう活用していくのか、目標を達成するためにやるべきことなど考えていくことが大事」というメッセージも頂いたので、今はあまり物流と関わりがないが、これからの就く職業によっては関わって来ること、沖縄は人口的には全国の真ん中くらいに値している反面、1人あたりの所得は最下位という現実も思い知らされた。往復輸送の際、上りが満タンで来ても下りはからになってることがほぼ。でも、それをどこが負担しているが大事。【10代・学生】
●鹿児島―沖縄間の海上輸送が近代から現代まで、つながっていることを確認でき、勉強になりました。【40代・一般】
講師の米澤 敬司 先生、対面会場およびZoom会場に来ていただいた皆様、長時間にわたって第2回研究会にお付き合いくださり、誠にありがとうございました。心から感謝を申し上げます。
《お問い合わせ》
沖縄国際大学 産業総合研究所
TEL:(098)892-1111(内)6109
FAX:(098)893-8937
E-mail:sanchr@okiu.ac.jp