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【南島研】第226回シマ研究会を開催しました

南島研
南島文化研究所では、第226回シマ研究会「漢訳からみえる冠船芸能-老人老女・組踊を中心に-」を開催しました。

■開催日時
2024年7月23日(火)16時20分~17時50分 オンライン開催

■講師
我部大和(南島文化研究所 所員)

■司会・コメンテーター
田場裕規(南島文化研究所 所員)

■概要
冠船芸能とは、琉球側が中国から来琉した冊封使に対しオモロや端踊・組踊を上演し歓待した芸能のことである。一方で、冠船芸能で上演された演目は、琉球語によるものであった。そのため、琉球側は冊封使に「演戯故事」という漢訳した解説書を作成し、冊封使に呈上した。本報告では、冠船芸能で上演された「老人老女」と組踊について着目し、琉球語の歌詞や詞章、演戯故事による漢訳との比較を行う。それにより、①琉球語の内容と「演戯故事」の漢訳に異同がどのくらいあるのか②琉球側は「演戯故事」の漢訳により冊封使に何を伝えようとしたのか③冊封使に対して冠船芸能を上演した意義とは何か、検討する。

写真① 講師 我部大和(南島文化研究所 所員)


写真② 司会・コメンテーター 田場裕規(南島文化研究所 所員)


写真③ 質疑応答の様子


写真④ 質疑応答の様子


参加者の感想(アンケートより一部抜粋)
・我部先生のご発表は、分かりやすく画面も見やすくてとても勉強になり良い研究会でした。
・田場先生の総括と司会もとても良かったです。