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【産業研】令和6年度 第6回研究会「さとうきびの6次産業化と社内ベンチャーの取り組み」を開催いたしました

産業研
沖縄国際大学産業総合研究所では、2024(令和6)年度 第6回研究会を下記のとおり開催いたしました。

テーマ:「さとうきびの6次産業化と社内ベンチャーの取り組み」

■講 師:    金城 祐子 氏 <株式会社グレイス・ラム 代表取締役> 

日 時:  2024年9月26日(木)16:20~17:50

場 所:  沖縄国際大学13号館1階会議室

参加人数: 38名(対面 / Zoom)

■報告概要

株式会社グレイス・ラムは、社内ベンチャー制度(MOVE2000プログラム)を活用して設立した会社です。そもそも、私のお酒好きが高じてラム酒と出会ったのですが、ラム酒の原料がサトウキビであることを知り、「もしかして沖縄のサトウキビでもラム酒が造れるのでは!?」と思い立ち上げました。
講演では、社内ベンチャー制度を活用した沖縄初「ラム酒(CORCOR)」の誕生から現在に至るまで、様々な課題や困難を乗り越えて産まれた沖縄産ラム酒についてご講演いただきました。




沖縄産ラム酒『CORCOR(コルコル)』






【写真1】集合写真(左から)

   
 ■司会:上原彰公   ■所員:曹真   ■講師:金城 祐子   ■所長:原田優也    ■副所長:髭白晃宜             







 【写真2】講師:金城 祐子 先生

                   



 




 【写真3・4・5・6・7・8・9・10・11】研究会の様子
 
         




































■【参加者からの感想】


●今回金城さんの話を聞いてやってみたいと思う気持ちが今につながることが今回の講演でわかりました。私も自分がやってみたいことはたくさんありますが実際に行動に移すことは難しくてどうした良いのか困っていましたが金城さん話で実際に行動に私でいきたいと思いました。
ラム酒と言うお酒はまだ飲んだことはありませんが次飲んで見たいと思いました。会社設立で酒の免許が必要ってことを知って自分がやりたいことに対して免許などが必要なのかちゃんと調べて見ようと思いました。【20代・学生】

●お酒を造ることが地域貢献に繋がると知り、間接的でも一つの事業が他の環境に影響を与えることを感じた。お酒造りの知識がない状態から会社を設立する事は大きなプレッシャーがあったと思うが、それを乗り越えて自分の考えを実現している金城さんの行動力が勉強になった。会社を設立する為には、自社の利益追求だけでは難しく、周りの協力や理解が必要であると感じた。コルコルのラム酒は、着色せずカラメルを使用しないと言う事で、原材料にこだわった独自のブランド力を確立していた。また、ラム酒に対する消費者の視点に立ちアルコール25%の種類を作製するなどニーズに合わせた販売をしていると分かった。今回の講演会を通して、社内ベンチャーについて興味を持つことができた。支援の期間や、費用、設立した企業での雇用関係などが気になった。【10代・学生】

●金城さんがなぜ企業をしたのか、どのようにしてラム酒を製造するに至ったのかなどを詳しく知ることが出来て、とても良い経験になった【20代・学生】

●7年前にも発表を聞かせてもらいました。事業が末永く続くことを応援しています。【30代・一般】

●何もないところからの起業に対する持続的な意気込み・熱意に敬服です。これからの起業などを考えている若い人たちへの刺激にもなるではないかと思いました。【70代・一般】

●会社設立するまでの話を初めて、直接お聞きすることができたので、うれしかったです。ラム酒を飲んだことがないので飲んでみたいと思ったと同時に、南大東島のサトウキビを最大に活用して、環境型ビジネスを行っていることがすごいと感じました。若者のお酒離れが進む中で、泡盛はいろんな形で販売しているのに対し、コルコルは販売当時の形を変えていない点もおもしろいと思いました。【20代・学生】

●「さとうきびの6次産業化と社内ベンチャーの取り組み」のお話を聞いて、金城さんの行動力はとてもすごいなと感じ、自分も今後の大学生活や将来就職した際に金城さんのようなまずは行動してみるというところを大切にし、自分のやってみたいことに挑戦したいと思います。【20代・学生】

●金城さんがラム酒を製造するきっかけとなったのは、金城さんがお酒が好きということが始まりであり、社内ベンチャー制度を通して様々な困難がありながらも、企業に成功していることがすごいと思った。この成功には周りの人達の支えもあり成功しているのだと気がついた。度数が低いラム酒も販売しており、ぜひ飲んでみたいとおもった。【20代・学生】

●酒づくりについて、知識のない状態から、沖縄の為に頑張って、サトウキビを作った沖縄で初のラム酒づくりをしていて、活発ですごい人だと思った。【10代・学生】

●ラム酒の作り方などほとんど知らない状態から、このようなすばらしい企業になっていることがとてもすごいと思った。【20代・学生】

●経営やお酒を作った経験もないのに、ラム酒を作ろうと思い、今現在、ラム酒の製造会社を立ち上げたことにすごいなと思いました。
ラム酒を作るために、たくさんの壁にあたり、涙を流したこともあると言っていたがあきらめずに挑戦して成功をしていたので、金城さんのようにあきらめずに取り組んで行こうと思いました。【10代・学生】

●元々捨てられていた糖蜜を再利用できる点や南大東島から帰るコンテナに荷物を積めるという点は、昨今のSDGsにもつながっており、これを20年前から行っているのはすごいなと感じました。これから20歳になってコルコルを飲めるようになるのが楽しみになりました。【10代・学生】

●どんなに大きな会社も1から始めたときは小さなお店だったはずです。実際に普通のOLだった金城さんのお話を聞いてみて、すごく経営について面白さがありました。
素人からスタートし、経営者となるのに人一倍苦労して文句も言われたがあきらめず、足を運んで事業計画を作れたこと、とてもすごいことで自分もやりたいことはとことんできるような人生を送りたいと思えました。【20代・学生】

●社内ベンチャー制度からはじまった事業の話を聞いたのは初めてだった。大変なことが多い中のチャレンジがすごく聞いてて圧倒された。【10代・学生】

●地元の産業と好きなモノから発想を得た事業が、地元の活性化につなげる。また、雇用解決につなげることになるというのが分かった。地酒を作ることから、他地方の特産品の原料につながったり、コラボ商品としても広まっていくなど、商品が多方面へ広がっていくという視点も得ることができた。【20代・学生】

●参考になりました。【40代・一般】

●バイタリティ、熱量がすごい。【50代・一般】

●金城さんの熱い想い、人柄、行動が全面に出ているので大変感銘を受けました。
社内ベンチャーへの挑戦、数々の壁を乗り越えて、バイタリティー、それを支えている関係者のつながり、山あり谷ありの人生に人の生き方の信念、ヒントを見た思いだった。これから社会に飛び立つ多くの若者に刺激を与えて欲しい。【60代・一般】





講師の金城 祐子  先生、対面会場およびZoom会場に来ていただいた皆様、長時間にわたって第6回研究会にお付き合いくださり、誠にありがとうございました。心から感謝を申し上げます。


《お問い合わせ》
沖縄国際大学 産業総合研究所 
TEL:(098)892-1111(内)6109 
FAX:(098)893-8937
E-mail:sanchr@okiu.ac.jp