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金武町と沖縄国際大学及び法務省那覇保護観察所の連携に関する協定式を締結

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 10月4日(金)、金武町役場において、金武町と沖縄国際大学及び法務省那覇保護観察所の連携に関する協定式が執り行われました。 
 今回の連携協定は、金武町、沖縄国際大学、那覇保護観察所の三者間で相互に連携し、金武町における人的・知的資源及び社会資源等の活用を図りながら、地方における再犯防止施策を推進させ、地域の発展と教育研究活動の推進等を目的としております。
 再犯防止推進計画の策定に学生がかかわるのは県内大学では初めての取り組みとなります。
 協定式では、金武町副町長の金城司様、那覇保護観察所長の西江尚人様、本学理事長・学長安里肇による挨拶のあと、中部北保護区保護司会長の橋本徹様に来賓挨拶を行って頂きました。                                       
 本学理事長・学長からは「本締結が、金武町と本学及び法務省那覇保護観察所の連携、地域協働の拍車となり、地域に根ざしつつ、地域の発展の力となる、多くの人材が巣立ち、金武町、法務省那覇保護観察所、沖縄国際大学が益々発展して行くことを祈念申し上げます。」、学生代表として田場女偉さん(人間福祉学科社会福祉専攻4年次)には、「今回、学生代表として挨拶を行うことになりました。県内大学では初めての取り組みということもあり、緊張しますが、今回、私たちを受け入れて頂いた金武町のためにも、地域の魅力を最大限引き出して、再犯防止推進計画案を作成できるよう、他の学生と切磋琢磨しながら精一杯頑張りたいです。」と意気込みを語って頂きました。 
 今回の計画案策定では、人間福祉学科荻野太司准教授のゼミ学生を中心に金武町や那覇保護観察所より助言を頂きながらフィールドワークなどを行い、2026年3月までに取りまとめる予定です。                                
 誰よりも守られるべきは犯罪被害者ですが、社会の現状として、罪を犯した方が社会復帰を望んでも周りの厳しい目などが足枷となり、上手く社会に馴染めず、罪を繰り返し、新たな被害者が生まれるといった悪循環が一部存在しています。 
 再犯防止推進計画は、犯罪を犯した方々の社会生活を安全にするという側面があることはもちろんですが、何より、新たな犯罪被害者を生まない環境作りがとても重要になります。         
 荻野太司准教授は、「安全なまちに住みたいという思いは、多くの人々に共通するものだと思います。私たちは、再犯防止推進計画案の策定を通じて、学生の視点から金武町の魅力を少しでも引き出せるような計画づくりを目指しています。協定締結にあたりご尽力いただきました皆様に、心より感謝申し上げますとともに、今後の学生による活動にも引き続きご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。」と語って頂きました。

協定式の様子