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【OKIU青春白書】経済学部学生が沖展グラフィックデザイン部門で「e-no新人賞」を受賞しました。

学生生活
今回は嘉数颯太さん(地域環境政策学科2年次 小禄高校出身)をご紹介します。
沖縄の環境問題に興味があった嘉数さんは、2023年度に地域環境政策学科に入学しました。

入学後は、現代アート研究部と美術サークルに所属し、2024年度沖展のグラフィックデザイン部門に応募したところ、入選作品の中からU20で選出される「e-no新人賞」を受賞しました。
受賞した作品名は「帰る場所 確かに、ここに」です。
県外進学を考えている女子高生と沖縄のことを忘れないという想いが作り上げた想像上のクリーチャーが向き合う様子を描いています。

クリーチャーは一見すると怪物に見えますが、シーサー、首里城と龍柱、パイナップルや珊瑚、大綱や万国津梁の鐘など、沖縄を象徴する様々な要素で出来ています。
今回の作品制作は2か月かかり、イラストマンガ制作アプリのクリップスタジオを利用して、地道にipadで締切間際まで制作に取り組んだそうです。

「書き始めは楽しかったのですが、色を塗る段階では苦労しました。特に首里城の外壁や赤瓦、紅型など、沖縄で見かける様々な赤色を表現することは大変でした。」ということでした。

今後の目標は、来年までに漫画作品を2本完成させて、漫画賞の応募を検討しているそうです。
ひとつひとつ丁寧に自分の好きなことに取り組む嘉数さんのこれからの活躍を期待しております。


作品名「帰る場所 確かに、ここに」



【インタビュー後記】
今回持参して頂いた受賞作は、B1サイズの作品で細やかな色彩や立体感を出すための工夫が随所に感じられました。
また、嘉数さんは今年10月に経済学部の成績優秀者として表彰されました。
サークル活動やアルバイト、作品制作など、様々な活動に必要な時間をどう捻出しているか聞いたところ、島袋伊津子先生の授業で受けたアドバイスをもとに、限られた時間をどう工夫するかを意識しているとのこと。
これからの様々な目標も自分自身で工夫して取り組んでくれる学生だと感じました。