【考古学研究室】普天満宮洞穴遺跡第3次発掘調査成果の報告会を開催しました。
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4月28日(月)、本学の考古学研究室による普天満洞穴遺跡第3次発掘調査成果の説明会を実施しました。
当日はマスコミ各社に参加いただき、調査を主導した新里貴之教授が報告を行いました。
考古学研究室では、2022年度(第1次)から普天満宮社殿背後の洞穴内を発掘調査しており、2023年度(第2次)には約3万年前の人類活動の痕跡を確認することができました。
2024年度(第3次)調査では、発掘トレンチを拡大することで約3万2千年前の層よりも更に下層(約3万3千年前~1万7千年前)を確認し、同時に2次調査の遺物整理を進めてきました。
その結果、約1万8千年~1万7千年前のイノシシ牙製品やイノシシ骨についたカットマークなど、イノシシ狩猟の歴史がさかのぼったこと、更に下層から出土した「人が加工したと考えられる貝製品」によって、同遺跡内での人類の活動痕跡を約千年さかのぼることができました。
新里教授は、「旧石器時代は数千年の空白期があり、今回の発掘成果はその空白期間を埋めていく資料で、有意義な成果だった。普天満洞穴遺跡は琉球列島の人類史を考える上で極めて重要な場所だ。」と説明しました。
また、引き続き洞穴内調査を行い、新たに各地層の植物の化石を調べることで当時の環境を知ることが出来たらと、今後の展望について述べました。

各メディアの関連ニュース
■琉球朝日放送(Youtube動画 OKINAWA NEWS by QAB)
■朝日新聞
■本学HP関連記事
当日はマスコミ各社に参加いただき、調査を主導した新里貴之教授が報告を行いました。
考古学研究室では、2022年度(第1次)から普天満宮社殿背後の洞穴内を発掘調査しており、2023年度(第2次)には約3万年前の人類活動の痕跡を確認することができました。
2024年度(第3次)調査では、発掘トレンチを拡大することで約3万2千年前の層よりも更に下層(約3万3千年前~1万7千年前)を確認し、同時に2次調査の遺物整理を進めてきました。
その結果、約1万8千年~1万7千年前のイノシシ牙製品やイノシシ骨についたカットマークなど、イノシシ狩猟の歴史がさかのぼったこと、更に下層から出土した「人が加工したと考えられる貝製品」によって、同遺跡内での人類の活動痕跡を約千年さかのぼることができました。
新里教授は、「旧石器時代は数千年の空白期があり、今回の発掘成果はその空白期間を埋めていく資料で、有意義な成果だった。普天満洞穴遺跡は琉球列島の人類史を考える上で極めて重要な場所だ。」と説明しました。
また、引き続き洞穴内調査を行い、新たに各地層の植物の化石を調べることで当時の環境を知ることが出来たらと、今後の展望について述べました。
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