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【南島研】第230回 シマ研究会【「ポジショナリティ」概念から考える日本と沖縄との権力関係】を開催いたしました

南島研
南島文化研究所では、第230回シマ研究会【「ポジショナリティ」概念から考える日本と沖縄との権力関係】をオンライン形式にて開催いたしました。
ご参加いただいた皆さま、関係各位に感謝申し上げます。

■日時 2025年6月27日(金)16:20~18:00

■講師 桃原 一彦 南島文化研究所所員、沖縄国際大学教授

■講師 知念 ウシ 沖縄国際大学非常勤講師

■司会 岩田 直子 南島文化研究所所長、沖縄国際大学教授

■概要 <桃原> 差別や不平等の問題を社会学的に分析するさいの「ポジショナリティ」概念の意味とその論点について取り上げ、「米軍基地問題」をめぐる日本と沖縄との権力関係の様相について定量データから紹介する。
<知念>私は琉球人として、2004年ごろから「琉装」をしているが、この琉装の推奨について、「ポジショナリティ」の違いによって、その意味が異なってくるのだろうか。戦前期、日本人男性の民芸運動家の柳宗悦と、戦後では、日本人女性の詩人で女性史研究者の堀場清子を取り上げ、検討する。

■研究会の様子


講師 桃原一彦 氏



講師 知念ウシ 氏



司会 岩田直子 所長


■参加者の声(アンケートより一部抜粋)

・桃原先生の態度の留保の指摘、知念先生の植民者のまなざしへの指摘が勉強になりました。

・もっと「ポジショナリティ」の概念を私自身が理解することや、一般的になり、話し合える社会になればいいなと思いました。 お二人のお考えを聞き、勇気をもって発信している姿に尊敬と、私自身はどう向き合うべきか、これらの「痛み」をどうすればなくせるのか、考えていきたいと思います。

・ウシ先生がおっしゃる「違和感」を大切にしてもよいのだと、改めて感じました。

・とても良かったです!