2025年7月16日（水）、産業情報学部企業システム学科の専門必修科目「マーケティング入門Ⅰ」にて、株式会社JAL JTAセールスより吉濱千佳子様をゲスト講師にお迎えし、「インバウンドとマーケティング」をテーマとした特別講義を開催しました。

　本講義では、訪日外国人旅行者による経済効果、沖縄の自然・食・文化の魅力を活かした商品開発事例、そして成功・失敗の両面から学ぶプロモーション施策まで、多角的な観点から実務的マーケティングの最新動向が紹介されました。

　学生からは、「ただ成功例だけでなく失敗事例から改善を学ぶという姿勢が印象に残った」「マーケティングとは“何を誰にどう売るか”を明確にし、戦略的に届ける営みだと実感した」など、講義を通じた深い学びの声が寄せられました。また、「沖縄のやんばるや大宜味村の魅力を再発見できた」「海外富裕層向けに企画されたツアーの中に、地元の資源が活かされているのを知って誇らしく思った」といった、地域と世界を結ぶ視点の気づきも多く見られました。

　講義の終盤では、学生自身が「やんばるの森ネイチャーガイドツアー」のターゲット設定や宣伝手法を考えるワークに取り組み、実践的かつ創造的な学びを体験。観光マーケティングの本質に触れる有意義な時間となりました。

　企業システム学科では、データ分析・マーケティング戦略・経営視点を融合した教育を通じて、地域社会や企業と協働し、実践力と創造力を兼ね備えた人材の育成に取り組んでいます。