文字サイズ

ニュース

ニュース

【南島研】第231回シマ研究会「沖縄県における周産期メンタルヘルスケアの現状と課題」を開催しました

南島研
南島文化研究所では、第231回シマ研究会「沖縄県における周産期メンタルヘルスケアの現状と課題」をオンライン形式にて開催いたしました。
ご参加いただいた皆さま、関係各位に感謝申し上げます。

■日時 2025年10月20日(月)16:20~17:50

■講師 宮良尚子 南島文化研究所 所員

■コメンテーター 井村弘子 南島文化研究所 特別研究員

■司会 岩田 直子 南島文化研究所所長

■チラシ


■概要 女性のライフサイクルにおいて、周産期は最もメンタルヘルスの不調をきたしやすい時期といわれている。紀元前にヒポクラテスが著書の中で産後の女性が経験する心身の問題について記述しており、日本でも、昔から“血の道”、“産後の肥立ち”と呼ばれるなど、出産前後で精神的に不安定になりやすいことは知られてきた。しかしながら、母子保健・精神保健の課題として扱われるようになったのは比較的最近のことである。沖縄県は全国と比較し社会的なリスクが高いため、メンタルヘルスの不調を抱えた妊産婦も多いと考えられている。今回、県内での周産期メンタルヘルスケアの現状について解説し、その課題と課題に対する取り組みについて報告する。

■研究会の様子




講師 宮良尚子 所員




コメンテーター 井村弘子 特別研究員


集合写真


■参加者の声(アンケートより一部抜粋)

・沖縄県の周産期における問題として、若年層の妊娠が問題であることはイメージがありましたが、それ以外にも、婚外子の多さや低体重児の問題もあることを知り、深い理解になりました。

・周産期における支援に支援者への支援が求められることも知らなかったため、その重要性を知る良い機会となりました。

・連携というと、役割分担といいますが、分担したこと以外はやってはいけないみたいなところがありますが、お互いに連絡しながら協力したらいい。考えさせられるお話しでした。