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領域 | 授業科目 |
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言語文化 | ■南島言語文化特殊研究Ⅰ・Ⅱ ■日本言語文化特殊研究Ⅰ・Ⅱ ■南島文学特論ⅠA・ⅠB ■南島文学特論ⅡA・ⅡB ■南島方言学特論Ⅰ・Ⅱ ■日本古典文学特論ⅠA・ⅠB ■日本古典文学特論ⅡA・ⅡB ■日本近現代文学特論ⅠA・ⅠB ■日本近現代文学特論ⅡA・ⅡB ■南島芸能特論Ⅰ・Ⅱ ■国語教育学特論Ⅰ・Ⅱ ■南島言語文化特論 |
民俗文化 | ■南島民俗文化特殊研究Ⅰ・Ⅱ ■東アジア文化人類学ⅠA・ⅠB ■東アジア文化人類学特論Ⅱ・Ⅲ ■南島民俗特論Ⅰ・Ⅱ ■南島民俗宗教特論Ⅰ・Ⅱ ■南島地理学特論Ⅰ・Ⅱ ■地理教育学特論 ■民族誌特論 |
先史・歴史文化 | ■南島先史文化特殊研究Ⅰ・Ⅱ ■南島歴史文化特殊研究Ⅰ・Ⅱ ■考古学特論Ⅰ・Ⅱ ■南島史学特論ⅠA・ⅠB ■南島史学特論ⅡA・ⅡB ■南島先史文化特論Ⅰ・Ⅱ ■アジア先史文化特論 ■文化財保存特論 |
社会文化 | ■南島社会文化特殊研究Ⅰ・Ⅱ ■南島社会特論Ⅰ・Ⅱ ■家族社会学特論Ⅰ・Ⅱ ■植民地社会特論Ⅰ・Ⅱ ■社会心理学特論Ⅰ・Ⅱ ■比較社会文化特論Ⅰ・Ⅱ ■現代社会文化特論 ■国際社会学特論 ■社会学研究法特論 ■社会統計学特論 |
私は幼少期から沖縄の自然環境に強い関心を抱いていました。10代の頃から本格的に生態系に関するフィールドワークを行うようになり、情報収集のツールとして外国語を学ぶ必要があると考え、本学の英米言語文化学科へ進学しました。次第に、南西諸島の人々と生態系との結び付きや、民俗文化に興味が湧き、本格的に民俗学を学ぶことのできる本学南島文化専攻への進学を決意しました。
学部は英米言語文化学科だったので、大学院入学当初は苦労しました。しかし、大学院の講義はどれも少人数で行われるため、それぞれの先生方から私のレベルや関心事に沿った的確な指導を受けることができました。その結果、着実に知識を深めることができ、益々研究意欲が掻き立てられると同時に、次から次へと学びたいことが増えていきました。また、他領域の先生や院生との交流も多いため、様々な視座から自分の研究を問い直すこともできました。沖縄で沖縄のことを学ぶ、この上なく充実した研究環境だと思います。
大学院修了後も、これまでに学んできたことを基礎に、今後もライフワークとして研究を継続し、情報を発信し続ける専門家となることを目指します。
私は本学の社会文化学科を卒業しました。学部生の時から、沖縄戦体験者への聞き取り調査を行ってきました。沖縄戦体験者と出会う中で、かれらが戦後、戦争体験を語る意味について考えるようになりました。沖縄戦体験者への聞き取り調査は、あと数年と言われているように、もう時間が限られています。そうした状況もあり、体験者との関係性を大切にしながら、かつ自身の研究を深めることができる環境で研究を続けたいと考えるようになり、本学の大学院を志望しました。
大学院の講義では社会学を中心に履修し専門性を深めていますが、歴史学や文学の講義も履修しています。研究を進めていく上で、資料読解・テキスト解釈など、他領域の視点が必要になるので、他領域の専門知識を学び、それを自身の研究に応用するように心がけています。自分の専門領域だけに閉じこもるのではなく、他領域へと学びを広げていけるところに、本研究科の魅力があると思います。
修了後は、他大学の博士課程への進学を考えています。最終的には体験者、そして現在フィールドワークでお世話になっている地域の方々へ自身の研究を還していけるような研究者になることを目標としています。