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『うまんちゅ定例講座』第4回「初等教育におけるプログラミング教育の動向」を開催いたしました!

公開講座
2019年度 うまんちゅ定例講座 第4回
「初等教育におけるプログラミング教育の動向」平良 直之(産業情報学部 教授)
を開催いたしました!!


2020年より、小学校からプログラミング教育が必修化となり、全面実施されることは新聞やニュースなどで見聞きしたことがあると思います。ではプログラミング教育とは具体的に何を学ぶのでしょうか。

私たち人間は、道具を使い獲物を捕まえる「狩猟時代」から、自分たちで作物を作り、食料の安定を図った「農耕社会」、機械を生み出し様々なものを沢山作り上げてきた「工業社会」、そして今まで培ってきた知識と情報を活用しIT、インターネットと融合させてきた「情報社会」と、人間誕生の時から今日までに、大きく分けた4つの時代を生きてきました。4つの時代を通して、人間がしてきた仕事も日々進化してきました。そして今、第5番目の時代に突入しつつあると言われています。
第5番目の時代には、簡単に言うと、AIやIoTといったインターネットと機械の連動が常識になりつつある社会です。すさまじい速さでデジタル革新が行われ、実際のところ、この第5番目の社会の未来は予測不可能とさえ言われています。AIやIoTといった最先端技術があらゆる産業や社会生活に取り込まれ、人間がしてきた仕事を機械に任せられるようになる時代、もしかしたら、人間がやらなくてもいい仕事も今後たくさん出てくるかもしれません。しかし、人間にしかできない仕事ももちろんあります。創造性や協調性、社会的知性を活かし働くという事は人間にしか出来ません。
プログラミング教育とは、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することが出来ることを子どもたちに体験させながら、将来どんな仕事をすることになっても、「時代を超えて普遍的に求められる能力としてのプログラミング的思考」を育むことだと定義されています。
第5番目の社会を生き抜くために、コンピュータの知識技能はもちろん、思考力・判断力・表現力、周りとのコミュニケーション能力や人間性を培うための一つの手段としてのプログラミング教育なのです。
しかし、実際の所、プログラミング教育を教える先生たちがプログラミングを経験したことが無い、何から教えればいいのか? そもそもプログラミング教育の効果はいかに?など課題は山積みのようです。

日本の未来を担っていくであろう子どもたちが自分らしく、人間らしく生きていくためには、今の大人は何を、どうすればいいのかという事をとても丁寧にわかりやすく解説しました。

 

✿講座に参加して頂いたみなさまの声✿
 ●いろんな事例の紹介や資料もよく、とてもわかりやすかったです。
 ●具体的で説明もわかりやすく、資料もとても良かったです。


次回のうまんちゅ定例講座は・・・
2019年7月27日(土)14時~16時
李 相典(産業情報学部 講師)による
「観光産業における観光ブランド構築の意味」
です。

みなさまのご来場お待ちしております。