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人間福祉専攻

人間福祉専攻イメージ

特色

人間の諸問題に適切に対応できる人材の養成

人間福祉専攻は、社会福祉学領域と臨床心理学領域の2つの領域から構成され、時代や社会の必要性に応え、現代社会における人間の好ましいあり方について研究できる人材を養成するとともに、そこで起こる諸問題に対して適切に対応し、解決が図れるような専門的人材を養成することを目的としています。

社会人・有職者教育の重視

人間福祉専攻においては、生涯教育や現場従事者の再教育の必要性を踏まえ、一般社会人や福祉・医療・教育等の現場に従事する有職者を積極的に受け入れています。特に、選抜試験において社会人を重視した入試の方法をとっています。また、講義の開講形態も昼間に仕事を持つ有職者の課程履修が可能となるように夜間での開講を基本としています。なお、臨床心理実習は昼間の開講となります。

社会に必要とされる実践的カリキュラム

人間福祉専攻においては、現代社会のニーズや地域性を考慮したカリキュラムの編成と指導体制を重視しています。特に、社会福祉学領域においては、社会福祉施設や地域福祉従事者に必要とされる科目を配置するとともに、専門的な研究ができる研究体制がとられています。また、臨床心理学領域においては、医療・教育・福祉・矯正の各分野で活躍できる臨床心理士を養成するのに必要な科目をそろえ、特に実習を重視したカリキュラムが用意されています。

トピック

大学院 臨床心理学領域が「臨床心理士」第1種指定大学院に指定されました

大学院地域文化研究科人間福祉専攻臨床心理学領域が、財団法人・日本臨床心理士資格認定協会の実施する「臨床心理士」の資格試験に関する受験資格を有する大学院(1種)として指定されました。
(指定期間:平成21年4月1日〜平成27年3月31日)
「臨床心理士」は臨床心理学を学問的基盤に、心の問題の援助・解決・研究に貢献する専門家として認定する資格です。
第1種指定大学院となったことで、大学院在学中の実習経験だけで修了後に臨床心理士試験の受験資格が得られるようになりました。

基礎となる学科・研究所

人間福祉専攻は、総合文化学部人間福祉学科を基礎として設置されています。

既設の学部及び研究所との内容上の関連図

心理相談室とは

地域文化研究科の附属施設として心理相談室が2003年12月に設置されました。
心理相談室は、地域社会の人々のこころの健康に貢献するとともに同研究科人間福祉専攻臨床心理学領域の大学院生の教育、訓練のための施設として設置されました。
相談室での外来面接等は、教員や相談室専任の嘱託臨床心理士の指導のもとで大学院生が担当します。さらに担当するケースについて、ケースカンファレンスに参加し、臨床能力を身につけていきます。
[心理相談室]

教育課程の構成(2つの領域)

教育課程は、大別して社会福祉学と臨床心理学の2領域から構成されています

社会福祉学

社会福祉学領域では、社会福祉に関する専門的理論を深めるとともに、地域社会や施設等における諸問題に対し、科学的な方法をもってその実態を明らかにし、その解決の方策と適切な対応ができる専門的な人材の養成を目的としています。特に、施設や地域におけるソーシャルワーカーとしての資質を高めるとともに、沖縄県の特徴である長寿社会や老年学研究等にも配慮したカリキュラムとなっています。

臨床心理学

臨床心理学領域では、人間のこころの問題に対して、専門的な立場で具体的・実践的に対処できる専門家を養成することを主眼としています。そのために、臨床心理士養成に必要な科目を中心に据え、理論と実践の両面から豊かな専門的学識を修得できるカリキュラムを編成し、実践力を養成するための指導を行います。
臨床心理学領域は、財団法人・日本臨床心理士資格認定協会の実施する「臨床心理士」の資格試験に関する受験資格を有する大学院(1種)として指定されました。
第1種指定大学院となったことで、大学院在学中の実習経験だけで終了後に臨床心理士試験の受験資格が得られるようになりました。

専攻内容

基幹領域 授業科目
専攻基礎科目
■人間福祉特論
■精神医学特論
社会福祉学
■人間福祉特殊研究T
■社会福祉原理特論
■社会福祉制度特論
■老年健康科学特論
■高齢者福祉特論
■地域福祉計画特論
■社会心理学特論
■障害児(者)心理学特論
■障害児(者)援助特論
■人間福祉特殊研究U
■ホスピスケア特論
■保健医療政策特論
■児童福祉特論
■地域ケア特論
■障害者福祉特論
■社会倫理学特論
■老年社会科学特論
臨床心理学
■臨床心理学特殊研究IA
■臨床心理学特殊研究IB
■臨床心理学特論T
■臨床心理基礎実習
■臨床心理査定演習T
■臨床心理面接特論T
■心理学研究法特論
■人格心理学特論
■認知心理学特論
■学校臨床心理学特論
■社会倫理学特論
■障害児(者)心理学特論
■投映法特論
■グループアプローチ特論
■臨床心理学特殊研究UA
■臨床心理学特殊研究UB
■臨床心理学特論U
■臨床心理実習
■臨床心理査定演習U
■臨床心理面接特論U
■心理統計法特論
■犯罪心理学特論
■心理療法特論
■社会心理学特論
■心身医学特論
■臨床心理事例検討実習A・B
■障害児(者)援助特論

→修士論文又は特定課題の研究成果の提出→修了(学位取得)

修士論文テーマ一覧

  • 職業アイディンティティと定年退職後に描く「生きがい」に関する研究−永年勤続のプレ高齢期看護職者を対象とした半構造化インタビューを通して−
  • 心理教育を併用した表情の表出操作課題によるシャイネス傾向改善の試み
  • 大学生における向社会的行動の抑制・促進要因の検討 ―シャイネスとソーシャルスキルとの関連―
  • 青年期における対人関係(親子関係と友人関係)とパラノイド傾向との関連 ―児童期と青年期における評定の比較―
  • 抑圧型コーピングスタイル者の身体的な脅威刺激に対する脅威性の評価と身体的自覚症状の検討
  • 不注意、多動性、衝動性傾向の高さと大学生活の適応に関する研究
  • 「気になる子」の問題行動と教師の困り感軽減の試み ―機能的アセスメントによる介入―

修了後の進路

社会福祉学領域

人間福祉専攻イメージ
  • 社会福祉施設管理者
  • 社会福祉行政職員
  • 社会福祉協議会専門員
  • 一般病院における医療ソーシャルワーカー
  • 福祉系研究機関における研究者
  • 他大学博士課程への進学
  • 海外への留学及び就職

臨床心理学領域

人間福祉専攻イメージ
  • 教育機関における心理職
  • 医療機関における臨床心理士
  • 児童相談所における児童心理司
  • 少年鑑別所等における心理職
  • 民間企業におけるカウンセラー
  • 他大学博士課程への進学
  • 海外への留学及び就職

大学院生からのメッセージ

Q1. 本大学院を選んだ理由
Q2. 実際に入学して良かったところは?
Q3. 将来(大学院修了後)の希望など

儀間 弘子 (人間福祉専攻 社会福祉学領域)

儀間 弘子 (人間福祉専攻 社会福祉学領域)
A1.

私は沖縄国際大学卒業生(人間福祉学科)で、学部時代から、本大学院への進学を考えていました。元々、社会福祉に関心があり、学部では基礎的な学問を修め、私達が住む地域における障害者問題、高齢者問題、生活困窮者問題、児童問題等、様々に山積した課題に、どのように取り組めばいいのか、問題解決型の学びの必要性を強く感じていました。大学院修了生数人との会話で分かったことは、まさにその能力開発に大学院は貢献していることでした。本大学院を目指すきっかけは、このような経験と自分自身の足りない資質の向上のためです。また、自分が卒業した大学ということで愛着があったことも確かです。

A2.

社会福祉学領域の講義は、夜間開講が多く、昼間お仕事をしている方々には受講しやすい時間設定となっています。講義内容は社会福祉学的分野である児童福祉、高齢者福祉、障害者福祉等が中心ではありますが、社会福祉の実践場面である地域福祉、ホスピスケア等も学びます。講義は、専任教員だけでなく、臨床現場で活躍していらっしゃる学外講師からも受けられます。また、今年度の集中講義は海外のソーシャルワーカー(ハワイ大学准教授)を招き、社会福祉を世界的視野から捉えて学ぶ貴重な機会を得ました。さらに、この研究科には、南島文化専攻、英米言語文化専攻、人間福祉専攻の3つの専攻があり、沖縄というローカルな地域で起こる問題や課題をグローバルな視点で捉えてみようという心意気を感じます。このように、本大学院は、国際的に学際的に学べることが大きな魅力だと思います。

A3.

倫理学や哲学的な講義から、人権尊重の大切さを学んだため、他者への尊厳ある接し方を心がけ、論理的な思考習慣を身につけたいと思っています。そして、所持している国家資格(社会福祉士、介護福祉士、保育士、調理師)と公的資格(相談支援専門員、介護支援専門員、サービス管理責任者)を活かして、複合的施設運営の事業を展開したいと思っています。それには、大学院で学んだ理念や原理、原則が役立つと信じています。

大城 賢史 (人間福祉専攻 臨床心理学領域)

大城 賢史 (人間福祉専攻 臨床心理学領域)
A1.

中学生の時から、「なぜ人はそのような行動や考えをするのか」と考えることが好きで、高校生になって心理学を学ぼうと決意しました。大学で心理学を学びながら、カウンセリングに興味を持ち、「臨床心理士」第1種指定大学院である本大学院を受けることを志望しました。

A2.

カリキュラムがとても充実しているため、医療領域、福祉領域、教育領域と様々な領域で臨床心理士に必要なスキルを学ぶことができました。また先生方が一丸となったご指導と、県外から著名な先生を招いた講義もあり、質の高い教育を受けられます。大学院在籍中は研究発表の機会が多くあり、実績を高める機会にもなりました。

A3.

大学院では研究を行うことによって科学的視点をもったアプローチが重要であること学びました。最新の研究結果を考慮した心理的アプローチを用いて、「クライエントにとって何が最善となるのか」を常に考えながら医療現場でクライエントのお役に立ちたいと思っています。

赤嶺 利枝 (人間福祉専攻 臨床心理学領域)

赤嶺 利枝 (人間福祉専攻 臨床心理学領域)
A1.

私はこれまで、精神科リハビリテーションに携わっていました。日々、患者さんと接する中で、自分が行っている支援が本当に患者さんのためになっているのか、もっと良い支援の仕方があるのではないかという思いが強くあり、それがきっかけで大学院進学を決意しました。本大学院の魅力は、臨床心理士受験資格に有利な第1種指定大学院に指定されていることに加え、院生が利用できる図書館や院生室の設備が充実しており、研究に適した環境が提供されていることです。

A2.

本大学院の先生方の専門性は多岐に渡っており、個性豊かです。長年司法の領域で活躍されていた先生やリハビリテーション心理学を専門とする先生、家族療法を扱う先生,動作法を教授する先生、臨床だけでなく基礎心理学を専門とする先生など、幅広い領域を習得するには最適な教師陣だと思います。また、集中講義で招かれる先生方も高名な方ばかりです。

A3.

心理士としての専門性を習得した後、もう一度精神科リハビリテーションにて慢性精神疾患を持つ患者さんの支援に関わりたいと思います。そのためには、患者さん一人ひとりのニーズに応えられるような実践力、チームに貢献できる柔軟性、そして患者さんを大切にする強い心を培っていくよう努力したいと思います。

新井 理美 (人間福祉専攻 臨床心理学領域)

新井 理美 (人間福祉専攻 臨床心理学領域)
A1.

高校生のときに、心の悩みに関心を持ち、将来は臨床心理士の資格を取得し悩みを持つ人の役に立ちたいと思い、大学院を目指しました。本大学院へ進学を決めたのは、修士論文で、非行について研究したいと思ったからです。実際、非行・犯罪心理学を提供している大学院は少ないのですが、本大学院では非行・犯罪の研究をご専門とされている先生が在籍しており、修士論文について充分に指導して頂けます。それに加え実習が充実していることも魅力でした。また、私は県外の出身なのですが、沖縄には何度か来たことがあり、私自身沖縄が好きでもあります。

A2.

本大学院では、研究についても臨床の基礎・実践的なことについても、先生方が大変熱心に指導して下さるところが魅力です。また、附属の心理相談室で心理面接について実践的に学ぶことができます。学外の実習も充実しており、精神科病院や児童相談所、療育センター、不登校児への訪問支援など、様々な現場での実習をさせて頂けるところも魅力です。また、大学院の生活はとても慌ただしいですが、その分院生同士で協力し合い、乗り越えていけるような温かさが本大学院にはあると思います。

A3.

大学院修了後は、臨床心理士の資格を取得し、本大学院で学んだことを糧に、現場に出て、常に研鑽を積んでいきたいと思います。どのような現場でも、臨床心理士としての自分の役割を追及し、援助を必要とする方、また、現場の役に立てるように、精一杯頑張りたいと思います。

人間福祉専攻専任教員紹介

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