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支援内容の具体例

沖縄国際大学では、面談を行い1人1人にあった対応を行っております。
本人や学科、学生支援室などが連携を行い、合理的配慮が受けられるよう調整を行います。

各種障害別に過去に提供したことのある支援・合理的配慮の一部抜粋です。


【見ることに関する支援内容(視覚障害・発達障害)】

・レジュメ等の点訳・拡大・音声変換
・試験問題、答案の点字翻訳など
・一部歩行介助
※視覚障害学生へのサポートについては、対面朗読室と連携して行います。

【聞くことに関する支援内容(聴覚障害・発達障害等)】
・ノートテイカーの配置
・支援機器の貸し出し(pass-aroundマイクやロジャーペン、タブレット等)
・授業時に使用する音声教材(DVD/CD等)の文字おこし・字幕修正サポート
・透明マウスシールド、フェイスシールドの着用願い
・座席の位置の配慮
・聴覚過敏による耳栓の着用の許可
・重要情報(注意事項)の文書伝達

【運動機能障害等に関する支援内容(肢体不自由・難病等)】
・代筆サポーターの配置
・介助者によるトイレ介助
・録音許可、板書の撮影許可
・別室受験の許可、試験時間の延長
・レジュメ、答案用紙等の拡大コピー
・休憩室の確保(専用スペース)

【発達・精神面に関する支援内容(発達障害・精神障害】
・重要情報(注意事項)の文書伝達
・履修登録補助
・明確な表現、具体的な指示
・課題提出期限の猶予
・講義中の服薬と水分補給の許可
・座席の位置の配慮

【内部疾病等に関する支援内容(病弱・虚弱)】
・出席に関する配慮(欠席・遅刻・途中離席)
・課題締め切りの猶予
・別室受験の許可、試験時間の延長
・容体の急変時の対応方法についての周知




※学生生活に関する相談・支援については、キャンパス相談室や健康相談室と連携して行います。

利用学生の声

私は、生まれつき脳性麻痺で書くことに時間がかかるのですが、高校生の時は、書くことに間に合っていて授業内容を理解出来ていました。大学は高校時代と変わらないと思っていたので、大学でも自分で書くことが出来る!と思っていました。けれど大学は授業時間が90分に伸び書く量も増えることで書くことが間に合わず、書くことに必死で授業内容を理解することができていませんでした。そこで代筆サポートを利用しました。代筆を利用したことで、代わりにノートをまとめてもらうことができ、私は集中して授業に参加でき、授業をしっかりと理解出来るようになりました。また、代筆サポーターさんも様々な方が入ってくれるため、学部・学科・学年問わず、人脈が増え、お友達の輪が広がり、楽しいキャンパスライフを送ることができています。

英米言語文化学科3年次
英米言語文化学科3年次

私は聴覚障害を持っているため、音声マイクを先生方に装着してもらっています。また状況に応じて授業内容が聞き取れない場合はノートテイクを利用しています。授業の中でお願いしていることは、先生の口の動きが見えやすいように最前列の席に指定してもらうこととさらに可能であれば、授業の流れをまとめたファイルや資料の共有をして頂いています。先生の話の要約や学習した範囲の復習に役立っているので、とても助かっています。先生方だけでなく、耳が聞こえる学生には授業で聞き漏らした部分をサポートしてもらうなどの協力をしてもらっています。学部や学年を超えて親身に教えてくれたり、サポートして頂けたおかげで交友関係が豊かになりました。
始めは不安が大きかったのですが、みんなの温かいサポートによって私を一歩ずつ成長に繋げてくれているので、充実した大学生活を送れているのだと日々実感しています。

法律学科2年次
法律学科2年次