文字サイズ |
---|
私は、生まれつき脳性麻痺で書くことに時間がかかるのですが、高校生の時は、書くことに間に合っていて授業内容を理解出来ていました。大学は高校時代と変わらないと思っていたので、大学でも自分で書くことが出来る!と思っていました。けれど大学は授業時間が90分に伸び書く量も増えることで書くことが間に合わず、書くことに必死で授業内容を理解することができていませんでした。そこで代筆サポートを利用しました。代筆を利用したことで、代わりにノートをまとめてもらうことができ、私は集中して授業に参加でき、授業をしっかりと理解出来るようになりました。また、代筆サポーターさんも様々な方が入ってくれるため、学部・学科・学年問わず、人脈が増え、お友達の輪が広がり、楽しいキャンパスライフを送ることができています。
私は聴覚障害を持っているため、音声マイクを先生方に装着してもらっています。また状況に応じて授業内容が聞き取れない場合はノートテイクを利用しています。授業の中でお願いしていることは、先生の口の動きが見えやすいように最前列の席に指定してもらうこととさらに可能であれば、授業の流れをまとめたファイルや資料の共有をして頂いています。先生の話の要約や学習した範囲の復習に役立っているので、とても助かっています。先生方だけでなく、耳が聞こえる学生には授業で聞き漏らした部分をサポートしてもらうなどの協力をしてもらっています。学部や学年を超えて親身に教えてくれたり、サポートして頂けたおかげで交友関係が豊かになりました。
始めは不安が大きかったのですが、みんなの温かいサポートによって私を一歩ずつ成長に繋げてくれているので、充実した大学生活を送れているのだと日々実感しています。