歴史学概論では、「人間はどのように過去と向き合い、認識してきたのか」ということを主題としています。このことを考えるときに、「過去と向き合う人間は、その人間が属する社会の影響を大きく受ける」という視点から検討しています。また、同じ時代の人間でも、属する社会が異なれば「過去の認識」が異なり、その認識の相違が原因となって対立が生じる場合もあることから、現代の「歴史認識問題」についても検討しています。