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南島考古学Ⅰ

授業内容

本授業では、考古学の基礎的な考え方を理解し、南島地域の歴史時代、とくにグスク時代の遺物・遺構について体系的に学びます。出土遺物や遺構の特徴を把握し、発掘調査報告書を読み解く力を養うことで、自ら資料をもとに歴史を探究する方法を身につけることを目的としています。グスク時代の時期区分をはじめ、今帰仁城跡や首里城跡の発掘成果、グスク土器、貿易陶磁研究、白磁の分類(今帰仁タイプ・ビロースクタイプ)、沖縄出土銭貨、土坑墓、建物跡と集落、武器・武具、祭祀など、多岐にわたるテーマを扱います。さらに、宮古・八重山諸島のグスク時代遺跡についても取り上げ、地域的な広がりを理解します。

宮城弘樹先生
宮城弘樹先生
参考図書

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