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社会調査法Ⅰ

授業内容

本授業のねらいは、社会調査の基礎を学び、さらに後半では量的調査の方法を習得することにあります。社会人として生活する中で頻繁に触れることになる社会調査のデータを正しく読み解く力を身につけるとともに、地域問題の効果的な解決に不可欠な社会調査を自ら企画し、実施する能力を養うことを目的としています。メッセージとしては、まず社会調査の基礎を学習し、その目的や意義を理解していただきます。さらに、具体的な調査事例の紹介や調査倫理の学習を通じて、調査に対する基本的な姿勢を確立していただきます。そのうえで、量的調査を中心に、調査研究の企画設計、変数や仮説の構成、プロトコールの作成から調査実施までを総合的に学んでいただきます。到達目標としては、第一に社会調査によるデータを読み取り、社会的事象についての考察に活かせるようになること、第二に自らの関心を量的調査によって明らかにするための方法を身につけることです。これらを通じて、社会調査を批判的かつ実践的に活用できる力を養い、現代社会の課題に主体的に取り組む姿勢を培っていただきます。

崎濱 佳代先生
崎濱 佳代先生
参考図書
大谷信介ほか編著2013年『新・社会調査へのアプローチ』ミネルヴァ書房
講義の様子