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本授業は、南島地域に関する基礎知識と琉球・沖縄史の学問体系を理解することを目的とし、沖縄近現代史の特質を通史的に学びます。琉球併合から沖縄戦、米軍統治、日本復帰を経て現在に至るまでの歴史的経緯を、世界・アジア・日本の動向と関連づけながら考察します。特に、各時期の出来事や事件を整理し、その特質を位置づけること、多様な学問領域からのアプローチ、さらに権力構造や差別構造などの問題を明らかにすることを重視します。
受講生には、多様なアイデンティティに触れながら歴史を学び、社会に貢献するための人生観や主張を形成する契機とすることが期待されます。担当の先生は博物館や公文書館での史資料調査経験を活かし、文書・民俗・考古・証言資料など多様な史料を紹介します。授業はパワーポイント資料を用いて進められます。日常生活に潜む権力構造や差別構造を意識し、問題解決や社会貢献の理想像を描き続けることが求められます。

