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アジア考古学

授業内容

本授業は、琉球列島とアジア世界とのつながりを考古学的視点から理解することを目的とします。アジア諸国の考古学専門家による複数教員の講義を通じて、琉球列島が各時代にどのように周辺諸国と関わり、アジア世界の中でどのように位置づけられてきたのかを学びます。授業では、考古学的資料や最新の研究成果をもとに、交流の実態や文化的影響を具体的に検討します。
到達目標は①考古学的見地から琉球と周辺諸国との関係を理解すること、②琉球列島がアジア世界の中でどのような役割を果たしてきたのかを、年代観とともに把握することです。講義では、遺跡や出土品を通じて交易や文化交流の実態を考察し、歴史的背景とともに琉球の位置づけを明確にします。アジアの広がりの中で琉球を理解する視点を養い、地域史と世界史を結ぶ考古学的知識を身につけることを目指します。

新里 貴之先生ほか
新里 貴之先生ほか
参考図書
沖縄考古学会2018年『南島考古入門』ボーダーインク
宮城弘樹2022年『琉球の考古学』敬文社
韓国考古学会編(武末純一 監訳)2013年『概説韓国考古学』同成社
小野林太郎ほか編2018年『海民の移動誌:西太平洋のネットワーク社会』昭和堂
講義の様子