授業内容

この授業は、「社会はどうなっているのか」という問いに答えるための方法である「社会調査」について学びます。社会調査とは、身のまわりで起きている出来事や人々の考え方、地域の課題などを、資料やデータを使って明らかにしていく方法です。調査には、情報を集める段階、集めた情報を整理・分析する段階、そしてその結果をまとめて発表する段階があります。授業では、まず量的調査と呼ばれる、アンケートなどを使って数字で表せるデータを集める方法を学びます。次に、質的調査と呼ばれる、インタビューや観察などを通して人々の思いや行動を深く理解する方法についても学びます。これらの調査方法を学ぶことで、社会のさまざまな問題や特徴を自分の力で調べ、考えることができるようになります。社会は一見すると複雑で、何が起きているのか分かりにくいことが多いものです。でも、社会調査の方法を身につければ、そうした複雑さの中から意味を見つけ出すことができるようになります。最初は難しく感じるかもしれませんが、学びを進めるうちに、社会を理解する楽しさや面白さをきっと感じられるはずです。社会調査法Ⅰで学んだことを土台に、さらに一歩深く学びを進めていきましょう。