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この授業は、平和学の視点から沖縄近現代史を学び、地域と人々の歩みを通して「いま」と「これから」を考えることを目的としています。平和学は戦争だけでなく、経済格差や人権、環境問題など社会的課題を「暴力」の構造として捉える学問です。沖縄戦や米軍占領を経験し、現在も基地問題や貧困などを抱える沖縄を学ぶことは、平和学を理解する上で大変有効です。
授業では、証言や資料、映像などを用いて沖縄の歴史や社会を紹介します。資料館や戦争遺跡を訪れることも推奨され、現場で「歩く、見る、聞く」ことを重視します。到達目標は三つあり、①人々の体験を聞き、現場を歩き記録する力を養うこと、②資料館や現場を通して沖縄について伝える力を身につけること、③自らの関心に基づいてテーマを設定し、資料を活用して学習や研究を深めることです。
この授業を通じて、沖縄の歴史を学びながら、社会的課題に向き合う姿勢を身につけることができます。

