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本実習は、沖縄の遺跡を実際に発掘調査することで過去の文化を学び、協働の在り方を体験する実習科目です。発掘調査の基礎知識や方法を学び、出土した遺物を整理し、報告書を作成する力を養うことを目的としています。自分の手で遺跡を掘り起こし、出てきたものを歴史の中に位置づける経験ができます。
到達目標は、①発掘調査の準備から記録方法まで理解すること、②遺物の整理・分類・図化・写真撮影ができること、③遺構や遺物の記述方法を理解すること、④発掘調査報告書を作成できることです。授業は夏休み前半の2週間にわたり宿泊実習として行われ、器材の準備から発掘、測量、写真撮影、遺物の洗浄や分類、調査区の養生・埋め戻し、報告書作成までを一連の流れで学びます。
さらに、報告書作成に必要な専門用語や知識を理解するため、既存の発掘調査報告書を参考にすることが推奨されています。
実習を通じて、「モノから歴史を学ぶ」という考古学の基本を体験し、協働しながら調査を進める力を身につけることができます。

